友人のお誘いでカワセミとオシドリで有名な松尾池に出かけてきました。
松尾池は岐阜市北部の百々ヶ峰の南山麓にある池で、昔は農業用水のため池
でしたが、濃尾地震で破壊されたものを当時の市長によって周辺一帯が整備され
今日の姿になり市長の名前を冠したものとか。
畔には白川郷から移築した合掌造りの民家があり、春は桜、秋は紅葉が楽しめる
風情のある場所で、池の横には東海自然歩道も走っています。
早起きの鳥の撮影は今回が初めて。
それにカワセミがいるということで有名な池ですが、果たして出会えるのかと
わくわくしながら出かけました。
現地にはもうすでに数人のアマチュアカメラマンが場所取りをしていました。
皆さんベテラン揃いの上かなりの常連さんのようで、その中のお一人から
撮った写真をたくさん見せていただきました。
どれもみなカワセミやオシドリの動きのある素晴らしい写真ばかりです。
(写真にマウスオン・クリック・ダブルクリックです。)
この日は晴れてはいても、池からの風が冷たく立っているだけでも寒い日です。
じっと待つこと数十分、ついに待望のカワセミが現れました!!!
息をのむ思いでシャターを切りました。
これが有名なカワセミ、私にとって初めての出会いに感動です。
でも意外に小さい鳥で望遠で撮ってもどうしても小さくしか撮れません。
私の持っているカメラでは限界があります。
鳥を撮る人のカメラはすでにレンズが違うのですね。
カワセミは枝の上できょろきょろあたりを見回しています。
(写真にマウスオン・クリック・ダブルクリックです。)
とその瞬間、、、、
目の前の小さい池の獲物をめがけて急降下、、、、
一瞬の出来事で何が起こったかと思うほど。
その瞬間バチバチバチバチ!!とカメラのシャッター音が鳴りました。
たぶんベテランさんはその獲物を取る瞬間を撮られたのでしょうね。
私のカメラにはその瞬間はまったくなく、獲物をくわえたカワセミは
すでに枝に戻り、魚を振り回しながら飲み込むところです。
(写真にマウスオン・クリック・ダブルクリックです。)
これだけでも私にとっては嬉しさこの上ない喜びでした。
その上なんと魚をくわえたこのカワセミが“後ろ姿も見せてあげるよ”とでも
いうようにくるっと後ろを振り向き綺麗な瑠璃色の後ろ姿を見せてくれたのです。
その綺麗なこと!!!
さすが「森の宝石」といわれるだけのことはありますね。
カワセミはブッポウソウ目 カワセミ科の留鳥で体長約17cm 位の小さい鳥で
警戒心が強くよほど運が良くないと出会うことができないと言われているようですが
初めて来たこの池で出会えたことに感激でした。
またカワセミは漢字で書くと「翡翠」と書き、カワセミのことをヒスイとも言うよう
ですが、なるほどと納得です。
念願のカワセミにやっと遭うことができ嬉しい一日でした。
誘ってくれた友人にも感謝です。