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冬鳥のヒレンジャクが近くのヤドリギに来ていると聞き出かけてみました。
我が家から車で走ること30分、美濃大田の中仙道会館の大きな榎の木に着いたヤドリギには
毎年この時期にヒレンジャクのほか黄色いキレンジャクも来ると聞いたことがありますが
見たことはありませんでした。
出かけてみると現地にはもう大きな装備を構えたアマチュアカメラマンがずらりと並び
高いヤドリギの樹にカメラを向けてスタンバイです。
どうやら今までいたのがどこかえ飛んで行ったとか??
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場所を変えて木曽川沿いに出てみると、ここにも大きな榎の木がありました。
待つこと5~10程すると1羽、2羽とヒレンジャクはやってきました。
こんなにすぐに来るとはラッキーです。
ヒレンジャクは スズメ目のレンジャク科で漢字では緋連雀と書くようです。
雀という字が付いているだけに、どこか雀にも似ていますが、大きさは雀より
大きいようです。
ヒレンジャクもキレンジャクもほぼ同じで、違いは尾の先端が赤がヒレンジャク、
黄色がキレンジャクとか。
よくみると頭の先の尖った冠羽がピーンと反り返って顔も凛々しく、まるで
熊どりした歌舞伎役者のようですね。(笑)
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これがヒレンジャクやキレンジャクがやってくる大きな榎の木です。
樹にいっぱい丸くなって垂れ下がっているのが、榎の木に寄生しているヤドリギです。
ヒレンジャクやキレンジャクはこのヤドリギの実を食べにくるのだそうです。
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画像にマウスオンでスライドショーです。
1羽、2羽とやってきた後は一気にわーっと数十羽が来て榎の枝に鈴なりに並びました。
これぞシャーターチャンス!!!
いっせいにカメラのバシバシャバシャ、、、、という勢いよい音があちこちから、、、、
こんな時は連写機能を使うべきとお隣のベテランさんからアドバイスされました。
なるほど。
パシャパシャ一枚づつ撮っていたのは私ぐらい。
それに皆さんしっかりと三脚使用でしたが、私は途中から外してしまいました。
うまく首の振らない三脚はどうも使いづらいのです。(笑)
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画像にマウスオン・クリックです。
枝に並んで日向ぼっこしていたヒレンジャクがヤドリギの実を食べだしました。
飛びながら実を食べています。
尾の先の赤い色と綺麗な羽ががはっきり見えて、、、、
ヤドリギの実はみると綺麗な小さい鶯色の実です。
ヒレンジャクはこの実を食べ同じような鶯色の糞をしていました。
この糞からまたヤドリギの新芽が出るのだそうです。
自然はうまく回っているものですね。
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ヤドリギにとまったヒレンジャクの群れです。
今回はヒレンジャクしか見れませんでしたが、飛び立ってしまわないうちに
今度はキレンジャクを見に行きたいなと思っています。
今回初めて出会ったヒレンジャク。
やっぱり初めて見る野鳥は嬉しいものですね。
とても野鳥を撮るレンズではありませんが、小さいレンズでもそれなりに楽しめました。