ミラノのホテルで1泊し、朝食後バスは次の観光地トリノに向けて出発しました。
トリノはミラノから西へ約140キロ、バスで約1時間40分の移動となります。
程なくしてバスの窓から雪をいただいたスイスアルプスの山並みが見えてきました。
更に進んで青空にスイスの山並みがくっきりと現れてきました。
車窓から見えるアルプスの雪山の姿にうっとり、、、
やがてバスはポー川を渡り、ピエモンテ州にある都市トリノ市内に入ってきました。
トリノはミラノに次ぐイタリア第2の工業都市で、自動車産業の盛んな街ということでしたが、街は
意外に落ち着いた感じで、街には早くも丸いボンボンのクリスマスの飾りつけがされていました。
街の中心にある広場でバスを下り、ここから徒歩で市内見学が始まりました。
ヨーロッパの秋は日本の紅葉のような感じはありませんが、黄色く色づく木々が見えました。
石畳の道を最初の見学場所の王宮に向けて歩きます。
やがてこの地を治め、今や世界遺産になっている華麗なサヴォイア王家の王宮群が見えてきました。
王宮の前に立っている像は、イタリアを統一に導いたガリバルディ将軍。
更に歩いて、聖骸布(キリストを包んでいたと言われる布)が納められたドゥオーモ(大聖堂)へ。
ヨーロッパで見る大聖堂の中はどこもみな立派で荘厳な雰囲気がありますが、このトリノ大聖堂には
聖骸布があるということで有名になっているようです。
堂内には聖骸布のいきさつを説明したビデオが流されていました。
聖骸布とはイエス・キリストが十字架で処刑された際に遺体を包み埋葬されたとされる縦4.36メートル、
横1.1メートルの布のことで、その布にはうっすらと人の姿が浮き出ているといわれています。
真偽のほどはわかりませんが、信者にとってはこれ以上神聖な場所はないのかもしれません。
最後にカステッロ広場に面して建つ、もう一つの宮殿「マダマ宮殿」へ。
この宮殿は王侯の妃たちのための宮殿だったとか。
階段を登り優美な装飾が目を引いた宮殿内を歩きました。
ヨーロッパの街はほとんどが石畳が多いのですが、トリノの街にはこんな丸石を敷き詰めた珍しい
道がありました。
王宮や大聖堂を見た後の自由時間に、娘と二人紛れこんだこんなパッサージュ?
規模は小さかくちょっと古めかしい感じがしましたが、ミラノで見たガレリアによく似ていました。
トリノの街歩きにはこんな出会いも、、、、
偶然知り合ったアンナさん。
現在トリノで日本語でガイドが出来るイタリア人は彼女を入れてあと一人とか。
上手な日本語はベネチア大学で学んだのだそうです。
彼女は自分が持っていたチョコを「どうぞどうぞ!!」と分けてくれました。
アンナさんと一緒に撮った写真は、いただいたメールアドレスに昨日添付して送ったところです。