いよいよここベネチアからの7泊8日の船旅の始まりです。
今回の船は、前回地中海クルーズで乗った船と同じイタリアの地中海クルーズを専門とする
大型客船MSCですが、前回はムジカ号でしたが、今回はオーケストラ号になりました。
船体の大きさもほぼ同じの上、今回の客室もなぜか前回同様10階部分(前回は11階)の中央になりました。
船の中央部分からなら先頭部分にも船尾部分にも行きやすく眺めも十分楽しめます。
乗船が始まり、たくさんの乗客が船内へと入っていきます。
クルーズカードをもらうなどの乗船手続きはすでに港で済んでいるので、前回同様
乗船後にある緊急時避難訓練を済ませ午後5時、いよいよベネチア出港となりました。
近年ベネチアの環境を守るため10万トン以上の客船は接岸が難しいと聞いていましたが、
船はベネチアの西側の港からの出向です。
まだ港から離れていませんが、ベネチア出港の光景を思い描き気分は期待でいっぱいです。
先導するタグボートがスタンバイです。
いよいよ船はいつしか静かに岸壁を離れはじめています。
華々しい警笛やテープなどの出港の様子はなく、出港はいたって静かに始まりました。
出港に気づかずにいる人も多かったようですが、多くの人々が最上階のデッキに集まり、
ベネチア出向の記念すべき光景を楽しんでいました。
船はゆっくりとジュデッカ運河に沿って進んでいきます。
・・・と同時に次々に変わりゆくベネチアの風景に見入ります。
船上からのベネチアをこんな高さから眺めることはめったにないこと、、、、、
変わりゆく風景を心にとどめるように眺めます。
船がグランデ運河を過ぎるあたりから、ベネチアの象徴でもあるサンマルコ寺院とドゥカーレ宮殿
そして大鐘楼や時計塔などベネチアの絶景がが見えてきました。
昨夜遅くまで歩いたバス停までの細道はどこだったのでしょう?
目を凝らしてもよくわかりません???
反対側を見ると・・・
海に突き出ているのは、サンタマリア・デラ・サルーテ教会でしょうか?
運河に沿ったプロムナードが見えていました。
昨日はこの辺りまでは来ていないと思うのですが???
船の高さからだと、普段見ることができないベネチア本島の後ろ側の海まで見渡せます。
運河にかかる橋が目えてきました。
ベネチアの街は、たくさんの運河をたくさんの橋で繋がっているのがよくわかります。
船はこの辺りからゆっくりと向きを変え、やがて運河沿いから外洋へと出ていきます。
先導してくれたタグボートもこの辺りでお別れ。
期待どうりにベネチア出港の光景は素晴らしいものでした。
ちょっと曇り空の日でしたが、数日後の入港もまたこのベネチアです。
船の進みとともにしだいにベネチアの町並みが遠くになり、この後オーケストラ号は
出港後の最初の寄港地イタリアのバーリーに向けて進んでいきました。