風のたより

つれづれに

               ~~~  春まだ浅い緑地公園を歩く ~~~

2019-02-19 | 木曽川の風景



二月ももう半ば過ぎとなり、日中暖かな日も増えてきました。

今年に入って悲しい出来事にすっかり出かける気もうせていましたが、
昨日は久しぶりに緑地公園にやっと足が向きました。

広々としたこの風景を見ることは、やっぱり大きな癒しです。

可愛いワンちゃんがカメラ目線でじーと。(笑)





澄み切った冬空のもと元気にゲートボールに興ずるシニアのかたがたの姿が見えます。

ここから遠くに見えるいつものコースを歩きます。





去年の7月の記録的な豪雨で川上から流れついた流木がまだ山積みになっていました。

本当にすごい状況でした。

まだ今でもその傷跡が残っているのです。





このコースを歩いていると、どうしても足はやっぱりここに向いてしまいます。

かつていっぱいいた猫たちのコミュニティがあった場所です。

すぐ前の広い畑は、綺麗に畝が並んでいました。





この奥の木の下には、まだ段ボールや傘がいくつかありましたが猫の姿は、
どこを探してもいませんでした。

みんなどこへ行ってしまったのでしょう??

今更ながら野良猫たちの過酷な現実に、ただただため息が出ます。





”山のあなたの空遠く、幸い住むとひとのいふ。

あ、われひとと尋めゆきて、涙さしぐみ、かえりきぬ。

山のあなたのなお遠く、幸い住むと人のいふ。”

ドイツの詩人、カールブッセの有名な詩が心に沁みます。





しばらく行くとこんな光景が、、、

あの去年の豪雨の後の片づけが、まだ続いていました。





帰り道、、木々の影が面白い表情を出していました。

暖かな日差しがあるからこその風景です。





この公園はいつ来てもゆったりと開放的で、広い自然に包まれ、
新鮮な空気に癒され、ますます大好きなウォーキングコースになっています。

まさに”自然は大きなホスピタル”です。





まるで大きなバオバブの木のように広がった木々のシルエット。

私もそのシルエットの中に溶け込んで、、、





コースの片隅には、はや水仙の花が、、、

寒く寂しく悲しかった今年の冬も、そろそろ終り、、、

暖かな春はもうすぐそこまで来ているような???