風のたより

つれづれに

木曽川・・・早春の風物詩

2020-02-14 | 木曽川の風景



昨日の午後、いつもの木曽川沿いの散歩コースを歩きだしたところ、川沿いに何やら人の声が、、、

何があるのかと近づくと、川岸ににぎやかな中学際の集団が、机と椅子を運んでいるところでした。

どうやら近くの校舎からこの木曽川まで皆それぞれ自分の使った机と椅子を運んで来た様子です。

ここまで運んでくるだけでも大変そうですが、、、、





その向こうには父兄の方々が集まり暖を撮るためか焚火の準備も。

その一人に伺うと、今からこの近くの犬山中学校の三年生が卒業を前に自分の使った
机や椅子をこの木曽川で洗うイベントとのことでした。

ちょうど良い機会と見せていただくことに、、、





先生からの注意事項の後いよいよ川に入っての作業が始まりました。

昨日は2月には珍しく暖かい日となりましたが、川の中はまだまだ冷たそう!!!





生徒たちは設置された階段を使い机と椅子を下ろします。

下では胸まで完全防水の胴付き長靴を着た先生方が川に入り作業の介助です。





昨日の木曽川は前日降った雨の為か水量が多く、作業をするには危ないほどです。

周りにいる先生や父兄が心配そうに見守る中、、、





冷たい川の中に入りタワシやスポンジを使い一生懸命に机や椅子を洗う生徒たち。





足元には、満々と水を讃え、とうとうと流れる木曽川が、、、、





生徒も介助する先生方にとっても気の抜けない時間が流れていました。





この作業は、戦後間もない1949年からずっと犬山中学校に受け継がれてる伝統行事とのこと。

2月の木曽川沿いに繰り広げられた早春の伝統行事の一こまでしたが、この生徒たちにとって
木曽川で机と椅子を洗った経験は、きっと一生忘れない良い思い出になることでしょう。

これもひとえに木曽川という大自然があればこそ、、、

この恵まれた環境のもと、巣立って行く若人に幸あれ!!!