毎年今頃の季節になると、親戚の高知から土佐文旦が届きます。
今年も10個入りの大きな文旦をいただきました。
南国高知の特産品の文旦は、早春の香り運んでくれる嬉しい季節の送りものです。
いつもはそのまま頂いていましたが、今年はこの土佐文旦でマーマレード作りをしてみました。
一個がけっこう大きくて重く、実がびっしりと入っています。
又この文旦の皮はけっこう厚く、剥き方にも手順があります。
先ずは文旦の頭とお尻の部分を落とします。
そのあと皮の部分に6~8の包丁の目を入れ外皮を剥いて中身を取り出します。
白いワタの部分は苦味が出るのである程度取っておきます。
ここからがちょっと面倒ですが、、、
その外皮の部分をたっぷりの水に入れて煮こぼすこと2,3回。
煮こぼした後は,ギュッと絞ります。
これを怠ると苦味の残るマーマレードになってしまうとか。
この後皮の部分を千切りにして一晩水につけておきます。(写真撮り忘れました)
とにかく水に晒して苦味を取ることが肝心のようです。
いよいよ翌日、文旦のマーマレード作りです。
今回は文旦の皮4個分と中身を1個分使いました。
甘みはお好みですが、味見をしながら砂糖を加え煮詰めます。
最初は30分以上煮詰めていても、なかなかとろみがついてきません???
不思議に思いもう一度ネットで調べたレシピを見ると、種を煮詰めるとペクチンが
出るので、それを加えることでとろみがつくとありました。
さっそくこの煮汁を加えると、、、あら不思議!とろみがついてきました。
このペクチンが重要なんですね。
これがないと、とろみがつかないしペクチンの有効成分も取れないようです。
ペクチンは、とろみ成分で、水溶性の食物繊維なのだそうです。
また血糖値の上昇を抑えたり、血中コレステロールを下げる働きもあるとか。
少々高めの私には、これをとらない手はありません。(笑)
煮沸消毒した瓶に詰めて二日がかりでやっと文旦のマーマレードが完成しました。
果物は実と皮の間に一番栄養があると言われますから、実も皮も食べられる文旦は
残すところがない貴重な果物と言うことになります。
さっそく試食してみると、、、ちょっと酸味のある独特のマーマレードが出来ました。
甘さも丁度よかったようです
文旦作りの二日間は、部屋に文旦の爽やかな香りが立ち込めていました。
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