犬山の日本モンキーセンターにはヤクニンザルのほかにも珍しいサルがいっぱいいます。
その中でもこのワオキツネザルはとってもユニーク。
マダガスカルの南西部に生息するサルで、名前はどうやら尻尾の黒と白の模様が輪になっていることと、
顔が狐に似ている事から付いた名前のようです。
時間によっては檻から出されて自由に動き回る姿を見ることが出来ます。
、、、といっても、結局は見る方が大きな放し飼いのコーナーに入ることになりますが、、、
ふだんはこうして集団でメスを中心に五~十数匹で行動することが多いとか。
どうやらワオキツネザルの世界では、オスよりメスが強く、オスは4~5年で群れから離れ母親と子供達が
中心になっていく母系集団なのだそうです。
オスはなんだかちょっと可愛そうな気がしますね。
メスを中心とした集団の中でも優劣があるようで、縄張り争いをするのはメスの母親同士とか。
戦っているのはメス同士でオスが戦うことはほとんどないのだそうです。
ちょっと見にはどれが親でどれが子かわかりませんが、家族なんでしょうね。
長い尻尾を立てて、、、
そのうちにワオキツネザル独特のユニークな姿が始まりました。
冬の時期に見られる姿で、太陽に向かって大きくお腹を広げひなたぼっこです。
あっちでも、、、、
こっちでも、、、
ちょこんと座ってひなたぼっこする姿は、なんとほほえましいこと!!
思い切りお腹を日に向けて、、、
むこうには、変った尻尾の使い方をしているワオキツネザルの姿が、、、
まるで長い尻尾を襟巻のように首に巻いて、、、
白黒の襟巻はとってもお洒落です。
そしてやっぱりワオキツネザルのユニークなこのひなたぼっこの姿は、一番の見所かもしれません。
この姿もまた、この時期だからこそ見られるものですね。
このワオキツネザル、今では国際自然保護連合の保存状況評価によって、準絶滅危惧種としてレッドリスト
に指定されているのだそうです。
こんな可愛い姿、いつか見られなくなってしまうのでしょうか??
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