ヴルタヴァ川にかかるヨーロッパ最古の橋といわれるカレル橋を渡り始めます。
今やこの橋は王宮の丘から旧市街に通じる歩行者天国の橋になっています。
この日はあいにくの曇り空、ちょっと風景が暗いのですが、、、、
橋の両側には左右それぞれ15体づつの聖人像が並んでいます。
橋の中央辺りには、祐逸ブロンズで出来ていて頭に五つ星が輝く像が現れました。
30体の聖人の像の中で特に有名なプラハの殉教者「聖ヤン・ネポムツキー像」の台座です。
かなりの人だかりです。
そしてみなさんこの台座の一部を触っています。
この部分がピカピカに、、、、
聖ヤン・ネポムツキーは14世紀のボヘミアの司祭でカトリック教会の聖人でしたが、
ヴァーツラフ4世の王妃の懺悔の告白内容を王に厳守して告げなかっ為に王の怒りにふれ
ヴルタヴァ川に突き落とされ非業の死を遂げたと言われています。
そしていつしか、この聖ヤン・ネポムツキーの台座の右側のレリーフに触ると願い事が叶うという
言い伝えがあるとか。
確かに右側のレリーフがピカピカ輝いています。
私もご利益にあずかろうと触らせて頂きました。
さらに進むと、ここが聖ヤン・ネポムツキーがつき落とされた場所といわれる所に綺麗な
モニュメントが出てきました。
鉄で唐草模様を描いたような繊細で優雅な装飾が際立っています。
そしてここでは、なぜか左手で十字架の部分を触れると幸運が訪れるということでした。
私もさっそく左手を添えて幸運を祈りました。
さてその成果は、、、、、あとでご報告です。
さらに進み、橋の中央付近から振り返ると対岸の丘にそびえるプラハ城が望めました。
橋が終盤に差し掛かる辺りには、日本人になじみのある日本にキリスト教を伝えたことで知られる
聖フランシスコ・ザビエルの像が現れます。
聖フランシスコ・ザビエルの像を支える数人の中に、刀を持った東洋人らしき姿がありました。
これは日本人を表しているのではないかといわれているとか。
旧市街地の建物が見えてきました。
川には綺麗なたくさんの白鳥の姿が、、、、
軽やかな音色を奏でているのは、ストリートミュージシャンの面々。
良く見ると、、、、皆さんシニア世代ですね。(笑)
橋の上には、ここにも絵を売る絵描き屋さんんがあちこちに、、、
素敵な絵がたくさん並んでいました。
いよいよこのカレル橋もあの大きな橋塔を目印に終わりとなり、旧市街へと入って行きます。
カレル橋を渡りきり振り返ると、、、、、プラハ城が、、、、
そしてなぜかここでは愛の証の南京錠が並んでいました。
南京錠にかけた鍵は、永遠の愛を誓いこのヴルタヴャ川に投げたのでしょうか???
中欧の旅、懐かしく拝見しています。