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                           中山道鵜沼宿春まつり  その2

2015-03-26 | 季節の行事



鵜沼宿の春まつりの一環として脇本陣で行われた十二単の着付け。
今までにも何度か行われていたようですが、今回初めて見せて頂きました。

かつてこの鵜沼宿は中仙道の宿場町として栄え、皇女和宮もご降下の為この宿場を通り
京から江戸に向かわれたといいます。
そのほか何人かのお姫様も通られたところから「姫街道」ともいわれています。

そんなことにちなみ行われた十二単の着付けとは、どんなものでしょうか??





先ずは小袖を着て、緋色の長袴をつけて登場です。
これは神社で見かける巫女さんのスタイルと同じようです。





次に萌黄色の単衣を付けます。

髪にはお雛様と同じ平額(ひらびたい)という冠が、、、





十二単は自分で着るものではなく、着せてもらう衣装のようで、着付け者は3人でした。





五つ衣の重ねの襟や裾を合わた後は、表着と言われるものを来ます

正式に着ると十二単は10キロから20キロにもなるといわれています。





次に表着の上に唐衣を付けます。

緋色の唐衣に紫のえりが鮮やかです。





さらに後ろ側に後ろ腰と言われる裳(も)というものを付けます。
裳は腰から下の後方だけにつけた衣で後方に長く引きずります。

手に緋扇を持ちますが、その前に左右の袖衣を綺麗に折りたたみ整えます。
腕を内側に折るだけでも大変で、これも三人がかりです。





やっと腕と衣の整えが済み、手に緋扇を持ちます。





着付けをされた三人も下がり、これで完成!!





唐衣の上から五つ衣の綺麗な袖が見えています。
唐衣は身ごろの丈が短い衣のようです。

後ろに付けた裳ものぞいています。





十二単の着付けの完成と同時に始まった笛の演奏は、いかにも優雅そのものです。

お姫様もどこか誇らしげに見えます。





初めて見た十二単の着付け、素晴らしいショーに感激しました。

やっぱり日本古来の文化は素晴らしいですね。





古くから伝わる日本の素晴らしい文化は、2020年の東京オリンピックにやってくる多くの海外の方々にも
きっと称賛されることと思います。

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