連休の後半“富山湾の海の幸を氷見の民宿で食す”というバスツアーに参加しました。
途中、世界遺産の“五箇山合掌集落”にも立ち寄るというコースです。
富山湾で捕れた美味しい魚を食べ、新緑の五箇山も是非見てみたいと早速申し込んだのです。
連休中とあってかなり道の混雑が予想されましたが、バスは一路東海北陸自動車道を北上します。
発車してまもなくノロノロ運転が始まり、この先どうなるかとちょっと不安がよぎります。
程なくして何とかノロノロ運転から脱出し、バスは荘川インターで下車し156号線に入りました。
ここで早速この“荘川桜”にバスの中ならご対面。
御母衣(みぼろ)ダム建設の時、湖底に沈む運命からこの地に移植された樹齢450年余りといわれるアズマヒガンザクラの巨木です。
桜はもうかなり散ってはいましたが、美しい御母衣ダム湖畔に佇むこの荘川桜を見ようと立ち寄る人がたくさんいました。
御母衣(みぼろ)ダムは、この荘川をせき止めて作られた日本を代表するロックフィルダムで、今でも関西方面への電力供給がされているようです
エメラルドグリーンの穏やかな湖面がどこまでも続いていました。
バスは再び白川郷インターから東海北陸自動車道に戻り、ほどなく砺波平野に入りました。
ここでは砺波平野特有の散居村を見ることが出来ました。
散居村とは平野一面に屋敷林に囲まれた家々が点在する集落で,この砺波平野に入ったら珍しい集落を是非見たいと思っていました。
砺波平野は三方が山に囲まれた盆地状の平野で、厳しい冬の風雪と夏の暑さを防ぐため、それに一年を通じて西風が吹きこの屋敷林は欠かせない物のようです。
揺れるバスの中から思わずカメラを向けました。
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混雑の情況から食事時間が大幅に遅れた為、五箇山は後回しにしてとりあえず氷見に直行となりました。
すでに民宿では、民宿とは言えないほど立派な大広間にすでにお食事が用意されていました。
富山湾で取れた海老や蟹をホタルイカを初め、ブリではこの氷見ブリが最高というブリの照り焼きや数種の船盛りが、所狭しと並べられていました。
食事後の自由時間に目の前の氷見漁港をちょっと散策。
港には定置網が広げられ、船着場にはイカ釣り船も数席停泊。
この氷見漁港からも富山湾の春の風物詩の蜃気楼もたまに見えるらしいのですが、主に良く見えるのは魚津漁港とか。
蜃気楼ちょっと期待していたのですが残念。今日は無理でした。
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混雑情況から一部路線を変更してやっと今回2つ目の目的地の五箇山到着です。
バス停近くから集落のある谷に降りるエレベーターがありちょっとビックリ。ここも次第に観光地化しているのでしょうか。
それでもここ菅沼合掌集落は、白川郷などに比べるとまだまだ素朴で
現在まだ住んでいる民家もあり、一部公開となっていています。
ここでは今も村人の素朴な暮らしが営まれており、手すき和紙や養蚕などがされているようです。
合掌造りの古い民家が建ち並ぶ山里をちょっと散策してみました。
周りは緑の山とエメラルドグリーンの川、田畑には水が入り周りの山郷を写しています。
民家の軒先に置かれた富山の郷土民具で遊ぶ観光客の子供達。
この世界遺産の五箇山合掌造り集落を後にしてからも、帰りの渋滞に巻き込まれ、夕方7時の到着時間を大幅に遅れ我が家に帰り着いたのが10時半を回っていました。
朝いつものように入れてもらえなかったのを不思議に思ったのでしょうか、いつもの三軒先のモモちゃんが「どこに行ってたの??」と言わんばかりにこんな遅い時間にも玄関の音がすると何処からともなくすっ飛んで会いに来てくれました。
モモちゃん、ただいま!!
たぶん我が家の周りを一日うろうろしていたのでしょう??
なんともかわいいモモちゃんでした。