次のミーティングが決まりました。5月27日(日)1時半~4時半、場所は3月にミーティングを行いました神戸市立社会福祉センターです。会ごとに場所が変わって申し訳ありません。参加ご希望の方は、毎回ホームページで場所のチェックをお願いいたします。
今回はスピーカーとして大藤恵子さんをお招きしています。大藤さんのことはこれまでにも何度かブログでご紹介していますが(昨年の6月,7月,11月)、現在アメリカのベイツ大学で日本語を教えていらっしゃいます。昨年帰国された折には地元の学校の先生方や教育委員長、県知事にまで自ら招待状を出して、「性的少数者と人権、教育」と題した講演会をされました。たった一人でです。その講演は次のようなお話から始めておられます。
『まず日本でのアメリカ人の女子留学生の経験を紹介します。それは、彼女が「今誰かつき合っている人がいますか」という日本人の質問に対して「ええ、彼女がいます」と答えた時、「日本語がまちがっている」と訂正されたことです。明らかにその日本人は、彼女の相手が男性であることを疑いませんでした。皆さんならどう言ったと思いますか。私は、学習しない前の私ならそういうことを言って相手を傷つけたかもしれないという危惧に陥りました。アメリカに24年間も住んで、同性愛の人たちに会ったことがあるし、同僚もいるのに、そう思ったんです。日本では可視化されていませんからなおさらです。・・・』
日本人なら誰もが「女性が付き合っているとしたら彼・・」と疑いもしないでする質問ですよね。24年間アメリカに住んで、当事者を知っていた大藤さんでさえも、この話を聞いて「ひょっとしたら自分も同じ発言をしてその人を傷つけていたかもしれない・・」と自分の無神経さを反省したというお話です。なるほど、それほど私たちの中には異性愛のみが当然のごとく存在しているということです。それ以来大藤さんは大学で日本語を教えるとき、この経験を生かしているとか。たとえば日本語を使ってロールプレイイングをするとき、会話の相手が女性であっても男性であっても「つきあっている彼または彼女はいますか?」と聞くように教えているそうです。そうすることで学生たちには異性愛だけが当然ではないと教えることができると。なるほど、素晴らしい授業ですね。
また、関西クィアフィルムフェスティバルの字幕翻訳にも携わっておられますし、“人間と性”教育研究協議会(性教協)編集の季刊誌「セクシュアリティ」にもアメリカレポートと題して性に関するアメリカの情報を送ってくださっています。
彼女は当事者でもなく、また家族でもありません。そんな大藤さんがどうしてこのLGBTの問題に関わるようになったのか、またアメリカと日本という二つの国の間での多くのご経験からこの問題をどのように受け止められているのか、などなど是非お聞きしたいと思います。「つなぐ会」は家族だけでなく友人ともつながっていく会です。今回はアメリカに住む友人から日本のLGBTとその家族と友人に向けて大きなエールをいただけることと思います。どうぞ皆さんお誘い合わせの上ご参加ください。
今回はスピーカーとして大藤恵子さんをお招きしています。大藤さんのことはこれまでにも何度かブログでご紹介していますが(昨年の6月,7月,11月)、現在アメリカのベイツ大学で日本語を教えていらっしゃいます。昨年帰国された折には地元の学校の先生方や教育委員長、県知事にまで自ら招待状を出して、「性的少数者と人権、教育」と題した講演会をされました。たった一人でです。その講演は次のようなお話から始めておられます。
『まず日本でのアメリカ人の女子留学生の経験を紹介します。それは、彼女が「今誰かつき合っている人がいますか」という日本人の質問に対して「ええ、彼女がいます」と答えた時、「日本語がまちがっている」と訂正されたことです。明らかにその日本人は、彼女の相手が男性であることを疑いませんでした。皆さんならどう言ったと思いますか。私は、学習しない前の私ならそういうことを言って相手を傷つけたかもしれないという危惧に陥りました。アメリカに24年間も住んで、同性愛の人たちに会ったことがあるし、同僚もいるのに、そう思ったんです。日本では可視化されていませんからなおさらです。・・・』
日本人なら誰もが「女性が付き合っているとしたら彼・・」と疑いもしないでする質問ですよね。24年間アメリカに住んで、当事者を知っていた大藤さんでさえも、この話を聞いて「ひょっとしたら自分も同じ発言をしてその人を傷つけていたかもしれない・・」と自分の無神経さを反省したというお話です。なるほど、それほど私たちの中には異性愛のみが当然のごとく存在しているということです。それ以来大藤さんは大学で日本語を教えるとき、この経験を生かしているとか。たとえば日本語を使ってロールプレイイングをするとき、会話の相手が女性であっても男性であっても「つきあっている彼または彼女はいますか?」と聞くように教えているそうです。そうすることで学生たちには異性愛だけが当然ではないと教えることができると。なるほど、素晴らしい授業ですね。
また、関西クィアフィルムフェスティバルの字幕翻訳にも携わっておられますし、“人間と性”教育研究協議会(性教協)編集の季刊誌「セクシュアリティ」にもアメリカレポートと題して性に関するアメリカの情報を送ってくださっています。
彼女は当事者でもなく、また家族でもありません。そんな大藤さんがどうしてこのLGBTの問題に関わるようになったのか、またアメリカと日本という二つの国の間での多くのご経験からこの問題をどのように受け止められているのか、などなど是非お聞きしたいと思います。「つなぐ会」は家族だけでなく友人ともつながっていく会です。今回はアメリカに住む友人から日本のLGBTとその家族と友人に向けて大きなエールをいただけることと思います。どうぞ皆さんお誘い合わせの上ご参加ください。