今日は私の大切な友人たちの話を書きたいと思います。
少し前のことです。久しぶりに仕事仲間に会いました。「忙しそうやね~」久しぶりにもかかわらず、私の状況がわかっている様子の彼女に「ひょっとして読んでくれてるの?」と聞くと「読んでるよ!」という答えが。彼女には昨年、息子のカミングアウトの話を聞いてもらっていました。私の長い話に耳を傾けてくれ、「知らなかった。聞いてよかった」と性についての正しい認識が必要であることを理解してくれた一人でした。「一度聞いただけではだんだん忘れていきそうだし、せっかく友達が一生懸命活動しているのに、少しずつでも理解を深めていけたらいいなあと思って読んでるよ・・」うれしかったです。この人に話してよかった、と心から思いました。また「ブログはあまり長くなくてもいいから、少しずつ更新していったほうがみんな読むよ。」とアドバイスまでくれました(感謝!いつも長くなってゴメンナサイ・・)。そのとき彼女が言っていました。私から話を聞いて以来、接する子どもたちの中にセクシュアルマイノリティの子どもがいるかもしれないな、と考えると。「彼氏、できた?」などと若い女の子に声をかけるときも「ひょっとしたら彼女かもしれないな・・どう聞けばいいのかな・・」などと考えると。こうして考えながら話してくれる人が増えていけば、異性愛が当たり前というセクシュアルマイノリティの人たちにとって居心地の悪い社会が少しずつ変わっていくだろうなと感じました。
また最近のことです。私の教室のスタッフにも話を聞いてもらいました。その後、ある人は「パレードはどうでしたか?」と声をかけてくれ、あるひとは「神戸新聞にこんな記事が・・」といってIDAHOの日に神戸で署名活動をしたケンゾヲさんの記事を切り抜いて持ってきてくれました。「話を聞いていなかったら、きっと目に留めることもなかっただろうと思いますが、聞いていたせいであれっと思って思わず読みました。やっぱり聞くことは大切ですね。」と。また今日はご主人が読んでいる日経ビジネスに「LGBTの特集」が載っていたといってコピーしてきてくれました。そして昨日のことです。また別の人が「今日テレビで特集がありますね。見れないと思ってビデオ予約してきましたよ・・明日もってきますね。」ということで、今日それを貸してくれました。などなど、最近は教室での話題がこちらの方面によく向きます。気を遣ってくれているのかもしれませんが・・(汗)。中には「今でも宝塚は大好きだし、素敵な人にはあこがれるし・・ひょっとして私バイセクシュアルかしら・・・?」という人まで(笑)。
これは昨年のことですが、またある友人からこんな話がありました。私は話を聞いてくれた友人には性の多様性について書かれた本を別の友人にまわしていってほしい、と頼んでいました。彼女がある日友人たちにその話をしているとき、その中の一人が「えー、聞きたくないわ、そんな話。!気持ち悪いから・・!」と言ったというのです。彼女はその人を前向きな考えを持っている人だと信頼していたらしく、思いがけない一面を見せられてがっかりしたし、腹立たしかった、と言ってくれました。
そしてもう一人、こちらは娘の友人です。彼女は昨年の講演会に娘と一緒に参加してくれました。その友人は帰ったあと、ご自身のブログにその日の講演会で聞いた話を書いてくれていました。当事者の気持ちに思いを馳せながら、カミングアウトできない気持ちを書いてくれていました。留学経験のある彼女のブログは英語なのですが、また許可をいただいて日本語でご紹介できればと思います。
この他にも、私の話を聞いたあと知り合いの先生に「こんな話を聞いたけど、あなたなら生徒にカミングアウトされたら大丈夫?」と聞いてくれた人もいます。「いやあ、それは驚きますね。どうかなあ」というその先生に「どうかなあ、ではだめだと思うよ。教師がしっかりしなければ・・」と話してくれたそうです。
これからも少しずつでも大切な友人たちに話を聞いてもらおうと思っています。今までの友人は話を聞いてくれたけれど、これから先は、話を聞いてもわからない、理解できない、受け入れられない、という人に出会うかもしれません。それでも時間をかけて話していきたいと思います。そこから少しずつ理解が広がっていくことを切に願いながら。
少し前のことです。久しぶりに仕事仲間に会いました。「忙しそうやね~」久しぶりにもかかわらず、私の状況がわかっている様子の彼女に「ひょっとして読んでくれてるの?」と聞くと「読んでるよ!」という答えが。彼女には昨年、息子のカミングアウトの話を聞いてもらっていました。私の長い話に耳を傾けてくれ、「知らなかった。聞いてよかった」と性についての正しい認識が必要であることを理解してくれた一人でした。「一度聞いただけではだんだん忘れていきそうだし、せっかく友達が一生懸命活動しているのに、少しずつでも理解を深めていけたらいいなあと思って読んでるよ・・」うれしかったです。この人に話してよかった、と心から思いました。また「ブログはあまり長くなくてもいいから、少しずつ更新していったほうがみんな読むよ。」とアドバイスまでくれました(感謝!いつも長くなってゴメンナサイ・・)。そのとき彼女が言っていました。私から話を聞いて以来、接する子どもたちの中にセクシュアルマイノリティの子どもがいるかもしれないな、と考えると。「彼氏、できた?」などと若い女の子に声をかけるときも「ひょっとしたら彼女かもしれないな・・どう聞けばいいのかな・・」などと考えると。こうして考えながら話してくれる人が増えていけば、異性愛が当たり前というセクシュアルマイノリティの人たちにとって居心地の悪い社会が少しずつ変わっていくだろうなと感じました。
また最近のことです。私の教室のスタッフにも話を聞いてもらいました。その後、ある人は「パレードはどうでしたか?」と声をかけてくれ、あるひとは「神戸新聞にこんな記事が・・」といってIDAHOの日に神戸で署名活動をしたケンゾヲさんの記事を切り抜いて持ってきてくれました。「話を聞いていなかったら、きっと目に留めることもなかっただろうと思いますが、聞いていたせいであれっと思って思わず読みました。やっぱり聞くことは大切ですね。」と。また今日はご主人が読んでいる日経ビジネスに「LGBTの特集」が載っていたといってコピーしてきてくれました。そして昨日のことです。また別の人が「今日テレビで特集がありますね。見れないと思ってビデオ予約してきましたよ・・明日もってきますね。」ということで、今日それを貸してくれました。などなど、最近は教室での話題がこちらの方面によく向きます。気を遣ってくれているのかもしれませんが・・(汗)。中には「今でも宝塚は大好きだし、素敵な人にはあこがれるし・・ひょっとして私バイセクシュアルかしら・・・?」という人まで(笑)。
これは昨年のことですが、またある友人からこんな話がありました。私は話を聞いてくれた友人には性の多様性について書かれた本を別の友人にまわしていってほしい、と頼んでいました。彼女がある日友人たちにその話をしているとき、その中の一人が「えー、聞きたくないわ、そんな話。!気持ち悪いから・・!」と言ったというのです。彼女はその人を前向きな考えを持っている人だと信頼していたらしく、思いがけない一面を見せられてがっかりしたし、腹立たしかった、と言ってくれました。
そしてもう一人、こちらは娘の友人です。彼女は昨年の講演会に娘と一緒に参加してくれました。その友人は帰ったあと、ご自身のブログにその日の講演会で聞いた話を書いてくれていました。当事者の気持ちに思いを馳せながら、カミングアウトできない気持ちを書いてくれていました。留学経験のある彼女のブログは英語なのですが、また許可をいただいて日本語でご紹介できればと思います。
この他にも、私の話を聞いたあと知り合いの先生に「こんな話を聞いたけど、あなたなら生徒にカミングアウトされたら大丈夫?」と聞いてくれた人もいます。「いやあ、それは驚きますね。どうかなあ」というその先生に「どうかなあ、ではだめだと思うよ。教師がしっかりしなければ・・」と話してくれたそうです。
これからも少しずつでも大切な友人たちに話を聞いてもらおうと思っています。今までの友人は話を聞いてくれたけれど、これから先は、話を聞いてもわからない、理解できない、受け入れられない、という人に出会うかもしれません。それでも時間をかけて話していきたいと思います。そこから少しずつ理解が広がっていくことを切に願いながら。