☆晴子さんからのエッセイ、パート13です。
どの職場にもいろいろと難しいことがあるのですね・・
でも晴子さんが最終的にMTFの女性として就職できたことは何よりでした。ほんとによかったですね。今後のご活躍、お祈りしています!!
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☆晴子から伝えたいこと(パート13)
この2月上旬から1ヶ月間、特別養護老人ホームでの実習が始まりました。ただ社会人経験が長かった私には、実習1日目にこの実習先の介護現場の実態がわかってしまい、がっかりしました。介護福祉士の無資格者の方(20代若年層の方と40歳代以上のパート女性職員の方)は高齢者の方に対して親切に対応されている一方、専門学校を卒業した介護福祉士有資格者の方(20代若年層)は威張っているばかりでした。これが原因となって職員の定着率があまりよくなく、介護現場は荒れていたのです。介護職員の定着率が悪いのは、これが主たる理由ではないでしょうか?!施設の上層部の方は、目先の介護報酬にばかり目がくらむので、専門学校卒業生の介護福祉士有資格者を採用したがります。しかしそのような方が入社すると、介護現場が荒れ、また職員の定着率が悪くなり、結果的にコストがかかるので、また介護報酬に目がくらむという悪循環なのです。特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの大規模施設は、どこも似たり寄ったりなのです。
では、このような介護現場にいて、私がどのような目に遭ったのかと言えば、それは専門学校卒業生の介護福祉士有資格者の方(現場リーダー)から、色々と嫌な仕打ちを受けたことです。高齢者の方へ何かの介護をする際は、職員の方からの許可が必要であったため、何かをやりたい旨を私から伝えても、勝手なことをするなとまで言われる始末でした。だからといって私が現場リーダーの方を避ける態度をとると、なぜやりたいことを言ってこないのかと言われる始末で、挙句の果てには他の職員の方からの指示の下で介護をしているとまた勝手なことをするなと言われる始末でした。なお、高齢者の方へ親切な対応をされていた介護福祉士無資格者の職員の方からは、実習生の私にも親切な対応でした。
このような経緯から、私は腹痛が酷くなったことにより、その現場リーダーとその子分の職員の方2人に対して、私は激しく怒りました。2人から言われることは違うということを怒って言いました。これが原因で私の所属専門学校の教員へ実習中止を伝えられ、実習20日間予定だった中の9日間で中止を一方的に喰らいました。私の言い分を聴こうとされる姿勢は、施設側と私の実習担当教員のどちらにも全く欠如しておりました。
ということで、私は2年生への進級不可となって退学したのですが、今回の経験から大事な2つのことを学習できました。一つ目は介護の資質を磨き上げることが第一で、介護技術や資格取得は自然に後からついてくるものだということです。二つ目は介護福祉士有資格者と無資格者とは業務内容に差異がないことから、厚労省のための資格制度でしかないということです。つまり介護福祉士養成の専門学校へ通うこと自体、間違っていたと私は痛感しました。駄目押しは、2009年度から開始した委託訓練制度(職安から専門学校への委託)も機能しておらず、税金の無駄使いになっていることです。委託学生の多くが、介護分野への就職を目指す気なく雇用保険(いわゆる失業保険)受給のために通うのです。
幸いにも私は、大規模とは方針の異なる小規模の入所型(グループホーム)への就職が決まりました。採用担当の方から、私がMtFであることの理解を得られて嬉しいです(笑)。
どの職場にもいろいろと難しいことがあるのですね・・
でも晴子さんが最終的にMTFの女性として就職できたことは何よりでした。ほんとによかったですね。今後のご活躍、お祈りしています!!
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☆晴子から伝えたいこと(パート13)
この2月上旬から1ヶ月間、特別養護老人ホームでの実習が始まりました。ただ社会人経験が長かった私には、実習1日目にこの実習先の介護現場の実態がわかってしまい、がっかりしました。介護福祉士の無資格者の方(20代若年層の方と40歳代以上のパート女性職員の方)は高齢者の方に対して親切に対応されている一方、専門学校を卒業した介護福祉士有資格者の方(20代若年層)は威張っているばかりでした。これが原因となって職員の定着率があまりよくなく、介護現場は荒れていたのです。介護職員の定着率が悪いのは、これが主たる理由ではないでしょうか?!施設の上層部の方は、目先の介護報酬にばかり目がくらむので、専門学校卒業生の介護福祉士有資格者を採用したがります。しかしそのような方が入社すると、介護現場が荒れ、また職員の定着率が悪くなり、結果的にコストがかかるので、また介護報酬に目がくらむという悪循環なのです。特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの大規模施設は、どこも似たり寄ったりなのです。
では、このような介護現場にいて、私がどのような目に遭ったのかと言えば、それは専門学校卒業生の介護福祉士有資格者の方(現場リーダー)から、色々と嫌な仕打ちを受けたことです。高齢者の方へ何かの介護をする際は、職員の方からの許可が必要であったため、何かをやりたい旨を私から伝えても、勝手なことをするなとまで言われる始末でした。だからといって私が現場リーダーの方を避ける態度をとると、なぜやりたいことを言ってこないのかと言われる始末で、挙句の果てには他の職員の方からの指示の下で介護をしているとまた勝手なことをするなと言われる始末でした。なお、高齢者の方へ親切な対応をされていた介護福祉士無資格者の職員の方からは、実習生の私にも親切な対応でした。
このような経緯から、私は腹痛が酷くなったことにより、その現場リーダーとその子分の職員の方2人に対して、私は激しく怒りました。2人から言われることは違うということを怒って言いました。これが原因で私の所属専門学校の教員へ実習中止を伝えられ、実習20日間予定だった中の9日間で中止を一方的に喰らいました。私の言い分を聴こうとされる姿勢は、施設側と私の実習担当教員のどちらにも全く欠如しておりました。
ということで、私は2年生への進級不可となって退学したのですが、今回の経験から大事な2つのことを学習できました。一つ目は介護の資質を磨き上げることが第一で、介護技術や資格取得は自然に後からついてくるものだということです。二つ目は介護福祉士有資格者と無資格者とは業務内容に差異がないことから、厚労省のための資格制度でしかないということです。つまり介護福祉士養成の専門学校へ通うこと自体、間違っていたと私は痛感しました。駄目押しは、2009年度から開始した委託訓練制度(職安から専門学校への委託)も機能しておらず、税金の無駄使いになっていることです。委託学生の多くが、介護分野への就職を目指す気なく雇用保険(いわゆる失業保険)受給のために通うのです。
幸いにも私は、大規模とは方針の異なる小規模の入所型(グループホーム)への就職が決まりました。採用担当の方から、私がMtFであることの理解を得られて嬉しいです(笑)。