本日のミーティングでは、
性別違和をもつ当事者の親御さんと
お兄さんの立場に当たる方に
初めてのご参加いただきました。
ご参加いただく当事者の親族には、
母親が統計的には多いものの、
兄弟の視点ならではの
貴重なお話をお聞きできてよかったです。
兄弟は、
本人と親との間の板挟みのような立場と
なって、
本人の心の支えになりながらも、
親の気持ちを本人の代わりに
聞いたりと、
特有な役回りがあるようでした。
また、親であれば
子どもからのカミングアウトを
受けたものの
すべてを消化しきれないだけでなく、
世界で自分だけがこのような悩みを
抱えていると感じられるケースは
珍しくありません。
ミーティングは、
心の荷物を軽くするだけでなく、
世界で自分がひとりぼっちではないとう
ことを肌感覚で実感していただくためにも
なりました。
性別違和も手術を受けるのも
本人にはなるものの、
「わかろうとする」という意識が
関係性の悩みを乗り越えるために
重要だと改めて感じるミーティングでした。