☆西日本新聞に多様な性を考える素晴らしい連載記事が載りました。
「新約男女 シリーズ第12部 『あなた色わたし色 「性別」をかんがえる』」というタイトルの連載です。
2011年12月9日朝刊 「女?男?自分です」
10日朝刊 「『好き』って何だ?」
11日朝刊 「『家族』になりたい」
14日朝刊 「『二元論』を越えて」
15日朝刊 「虹の色に境界なし」
16日朝刊 「あなた色わたし色番外編」
次のサイトで読むことができます。
http://nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/topics/20111209/20111209_0001.shtml
2回目以降も、下にぐーっといって見出しをさがしてください。
LGBTについてまだ知識のない読者でも性の多様性について正しく理解が深められるように、語句の説明を加えたり、身近にいる当事者さんの具体的な事例をおりまぜながらとても読みやすく書かれています。
私からカミングアウトされてLGBT問題を知った友人は、「自分では人に筋道たてて話せるほどわかっていないからこの記事の切抜きを友達に説明する時に使ってるの」と言っています。
長い時間をかけた丁寧な取材を通して、LGBTの人々をめぐるさまざまな葛藤や問題を、いろいろな角度からみごとに凝縮してとりあげてくださっています。
そのひとつが、第4話「『二元論』を超えて」。この回では、私がつねづね疑問に思っていたこと・・・「なぜメディアに登場するのがMTF系の男性に生まれたタレントさんたちばかりなのか」・・・についても語られていて、性的少数者の問題が実は女性の問題やジェンダーの問題と深くつながっていることがあぶりだされています。
福岡ミーティングには、毎回女性の問題に関わっておられる方たちが「根っこは同じだから」とおっしゃって熱心に参加してくださっているのですが、そのことの意味を遅ればせながら私もようやく理解し始めた次第です。
LGBTを切り口にしつつ、「男とは?女とは?そもそも人間とは?」という本質を見据えてみようと書かれた記事です。皆様ぜひお読みください! (福岡窓口 中島)