天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

荻原浩『神様からひと言』

2007-04-16 21:21:34 | 
読書日記です。
主人公凉平は27歳。再就職である会社に入社します。最近同棲していた彼女が出ていきうじうじ悩みながらも新しい職場で働いているのですが・・・。
ストーリーの展開が最大の魅力なのでそれを書いちゃうと読み進める楽しみが半減すると思います。だから詳細はパスするとして、おすすめしたいのが展開の早さと登場者のキャラクターの濃さ。
ある種、企業小説とも言える内容で、会社での話が大半を占めます。社内で問題を起こし配置転換されたのはリストラ要因の墓場であるお客様相談室。そこで関わる事件から、主人公は会社の本質に気付きあがきながらも自分の行くべき道を見つけるのです。
ただ、やはりテンポのよさがご都合主義的に動く大団円には少し物足りない。ある登場者の死も私には納得いかないものでした。
それでも、すっきりとしたまとまりのよさが映画とかドラマとかになりそうな感じがします(『明日の記憶』が映画化されています)。

神様からひと言

光文社

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さて、今日早く帰ったのでテレビを見てびっくり。ええー、いまBS2の海外ドラマで「北京バイオリン」が!これ、私が映画館で目が腫れ上がる程涙を絞りとられたチェン・カイコー監督の「北京ヴァイオリン」の連続ドラマ。私が鼻水ずるずるになった原因・名優リウ・ペイチーが映画と同じく父親役で出ているらしい。
幼い息子がヴァイオリンで成功することを息子の幸せと信じる父親。彼は息子に
最高の教育を受けさせるために働き、そして・・・。
ああ、こうやって書いているだけで泣けてきた!もうずっとDVDを買おうかどうか迷ってますが、きっと買ってしまうと思います。ともかく、一度ドラマを見てみようと思います。

北京ヴァイオリン 特別プレミアム版

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コメント (3)
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