砥いで出てくるのは、塗り重ねたものだけや。
一生懸命生きてさえいれば、悩んだ事も落ち込んだことも綺麗な模様になって出てくる。
とうとう、「ちりとてちん」が最終回を迎えました。
この半年どんなに楽しませてもらったことか!主人公だけじゃなく、その周辺の人たちそれぞれが愛しくて目が離せなかったドラマでした。たくさん泣かされました。
結局、若狭は自分の子どもやひぐらし亭に集まる噺家のお母ちゃんになるために高座を下ります。ヘタレでダメダメの喜代美という女の子が「お母ちゃんみたいになりたない!」と福井県の実家を飛び出して、<噺家>に出会いその世界を広げていきます。それは、おじいちゃんの言う「塗り重ねられた出来事」だったのでしょう。
喜代美は若狭という名前を貰い、草々兄さんという伴侶を得ても相変わらず「どねぇしよう」というヘタレっぷりを見せて、ゆる~く成長していきます。その末に見つけたほんまになりたいもんは高座に上がる女流噺家ではなく、みんなを明るく照らすお母ちゃんだった、という結末。立派な噺家になる軌跡を応援し続けていた私は驚きました。子どもを生んでも、育ててても噺家してる人いるやん!
でも、ラストまで見て思いました。これは若狭が選んだ人生なんだ、と。今まで見たことのない穏やかな母親の顔に「どねぇしよう」の喜代美ちゃんはいませんでした。
出産のシーンに及んでも夫・草々兄さんは「若狭!」と呼んでいるんですから彼女は彼女のやり方で今後も落語に関わっていくのかな。・・・ナレーションの上沼恵美子(海原万里)さんのように復帰してたりして。それも“あり”ですよね。
一生懸命塗り重ねたもんだけがきれいな模様になる。若狭の模様はどんな模様になるのでしょうか。そんなことをあれこれ考えさせられる余韻のあるドラマでした。
それにしても、四草って…。
ところで、昨日の森本アナのひとことの件。ネットで見ているとその瞬間にニューススタジオがざわついた、と出ていたのでもう一回見ると確かにスタッフの方々の「おお~っ」という声があがっていました。まったくアドリブだったんでしょうね。その歓声は視聴者の声でもありました。森本アナ、ありがとう。
写真は万華鏡。
一生懸命生きてさえいれば、悩んだ事も落ち込んだことも綺麗な模様になって出てくる。
とうとう、「ちりとてちん」が最終回を迎えました。
この半年どんなに楽しませてもらったことか!主人公だけじゃなく、その周辺の人たちそれぞれが愛しくて目が離せなかったドラマでした。たくさん泣かされました。
結局、若狭は自分の子どもやひぐらし亭に集まる噺家のお母ちゃんになるために高座を下ります。ヘタレでダメダメの喜代美という女の子が「お母ちゃんみたいになりたない!」と福井県の実家を飛び出して、<噺家>に出会いその世界を広げていきます。それは、おじいちゃんの言う「塗り重ねられた出来事」だったのでしょう。
喜代美は若狭という名前を貰い、草々兄さんという伴侶を得ても相変わらず「どねぇしよう」というヘタレっぷりを見せて、ゆる~く成長していきます。その末に見つけたほんまになりたいもんは高座に上がる女流噺家ではなく、みんなを明るく照らすお母ちゃんだった、という結末。立派な噺家になる軌跡を応援し続けていた私は驚きました。子どもを生んでも、育ててても噺家してる人いるやん!
でも、ラストまで見て思いました。これは若狭が選んだ人生なんだ、と。今まで見たことのない穏やかな母親の顔に「どねぇしよう」の喜代美ちゃんはいませんでした。
出産のシーンに及んでも夫・草々兄さんは「若狭!」と呼んでいるんですから彼女は彼女のやり方で今後も落語に関わっていくのかな。・・・ナレーションの上沼恵美子(海原万里)さんのように復帰してたりして。それも“あり”ですよね。
一生懸命塗り重ねたもんだけがきれいな模様になる。若狭の模様はどんな模様になるのでしょうか。そんなことをあれこれ考えさせられる余韻のあるドラマでした。
それにしても、四草って…。
ところで、昨日の森本アナのひとことの件。ネットで見ているとその瞬間にニューススタジオがざわついた、と出ていたのでもう一回見ると確かにスタッフの方々の「おお~っ」という声があがっていました。まったくアドリブだったんでしょうね。その歓声は視聴者の声でもありました。森本アナ、ありがとう。
写真は万華鏡。