天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

映画『大鹿村騒動記』

2011-08-11 13:14:26 | 映画
水曜はいつも1000円になる映画館で見ましたが、この映画はいっつも1000円らしいです。絶対、お得だと思う。

村歌舞伎、田楽とか、田舎で伝承され継承されている芸能に興味があるんですよ。前も「鶴瓶の家族に乾杯」で、どこか田舎の歌舞伎を取り上げていましたが、他に仕事を持ちながらも自分たちの文化を持ち続けることはすばらしいことだと思います。
舞台になっている大鹿村はその中でも有名で、過去にも映画やTVドラマになったり、大阪の国立文楽劇場や海外公演もされているそうです。

物語は18年前駆け落ちした初老の男女が村に帰ってくることからはじまります。主人公・善のもとにやってきたのはかつてのそして今も戸籍上の妻・貴子、そして善の親友でもあった治。治は貴子の認知症が手に負えず貴子を返しにきたのでした。
おりしも、村は歌舞伎興業の直前。芝居の稽古に現実(リニア問題・性同一性・台風…)が、絡み…。
実際の村長さんが村長さん役ででていたり、指導はもちろん実際の太夫さんだったり、村民の方のエキストラもよかった。役者さんが円熟味あると田舎の住民に違和感なくなるんですね。一徳は脱ぎすぎです。
かっこつけないかっこよさ。実際の村民さんもそうなんかなあ。
佐藤浩市が稽古で女形としてなよっと立っているのと病室で「いまチクっときた」というのがツボ。
遺作となった原田芳雄がなにかにつれリアルで、もうこの世におられないというのが信じられません。

仇も怨みもこれまで、これまで。

コメント (4)
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