【演目】
林家染弥 「看板のピン」
桂春雨 「町内の若い衆」
桂あやめ 「厩火事」
笑福亭仁智 「めざせ甲子園」
素浄瑠璃「伽羅先代萩政岡忠義の段」
桂文枝大夫/笑福亭鶴瓶大夫/桂春之輔大夫/桂きん枝大夫/桂春雨大夫/林家染二大夫/林家染雀大夫/桂吉坊大夫
口上/桂米左
三味線/鶴澤寛輔
(指導/豊竹咲大夫 構成/小佐田定雄)
仲入
笑福亭福笑 「宿屋ばばあ」
桂小枝 「次の御用日」
桂福団治 「一文笛」
素浄瑠璃をすると知って慌ててチケットおさえました!いろいろ参考になるかと思って。
結果、参考になったようなならなかったような。希望が持てたような持てないような。
さて、2回目の開演時間は2時半。
染弥さんの「看板のピン」は、ちょっとコンパクトでしたがしっかり笑えるあたりに私は短縮版にする技法を盗もうと思いつつ笑ってました。春雨さんのぎょっとする女将さん!
あやめさんの古典は「厩火事」、古典だけどあやめさんフレーバー。「ちゅき(ハート)」と「お・も・て・な・し」に心奪われました。
仁智さんはマクラから爆笑の連続~。浄瑠璃までをテンポのいい4席で。
さて、お楽しみの浄瑠璃。三味線は女流義太夫の先生ですよ!つまり、浄瑠璃のプロ!相努めます大夫は噺家さん!
米左さんが「「寝床」のひどい浄瑠璃が今明らかにされます」と口上。
染二さん、春雨さん、染雀さん、吉坊さん、このあたりは“できる配置”かと思います。
文枝さんはさすが。
さて、問題は春之輔さん、きん枝さんに鶴瓶さん!
爆笑につぐ爆笑。あ、いや、場面は子どもを殺されちゃったり大変なんですが…。
なんと床本まで配られていたのですが、私はみなさんの表情を見逃したくなかったので床本見なかったために(文楽でも歌舞伎でも見たことあるので筋は分かっている)内容は追って、いえ、追う余裕がなかったです。
もういっぺん見たかった…。
文枝師は「これは失敗やった。来年はまた楽しんでいただけるものを」と言うておられましたが、また素浄瑠璃していただきたいです。もしくは人形浄瑠璃を!
中入後は、福笑さんの爆笑新作、小枝さんの夏の噺に福団治さんの人情噺。
時間が押しているのか明けは駆け足な感じで。
福団治さんのマクラで「あ、“一文笛”しはるな」と思っただけでぐっときました。
ゆっくりじっくり聞ける機会の楽しみに~。
そんな訳でお楽しみ満載の特別興行でした。