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~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

プレミアムアーカブス HV特集「二人の旅路~日中 激動を生きた京劇夫婦~」

2014-10-01 21:38:56 | 雑記
プレミアムアーカブス HV特集「二人の旅路~日中 激動を生きた京劇夫婦~」

詳細:中国・京劇のスターだった夫婦、梁嘉禾さんと柴田真理さん。およそ20年前、残留孤児の妻と日本に移住。そのとき、夫は中国京劇の最高峰・国家一級俳優の座を捨てた。妻は「夫のすべてを奪ってしまった」と悔いるが、夫は「あなたといる今が一番幸せだ」と語る。日中戦争、文革などの激動の時代を生き抜いた二人。そして2010年秋、逆境を乗り越えた末、夫は20年ぶりの舞台に立つ。2011年放送。(NHK HPより)


2011年地上波にて短縮版が放送され、感想をブログにアップしました。
NHK「二人の旅路」日中激動を生きた京劇夫婦
先週、このタイトルでの検索があったので調べるとBSで再放送があったそうで、さらにその再放送を録画することができました。
(前回の感想に書いてないこと)
奥さんの柴田真理さんは日本人の父と中国人の母のもとに生まれました。二人の入籍は終戦のほんの少し前。裕福なドイツ人の養女だったお母さんと東大をでて商社の社員として中国にきていたお父さん。30年後にお父さんとやっと手紙で連絡がつきお父さんの半生が明らかになります。
終戦後、日本に強制的に帰国させられたお父さんは国交がなくなり連絡をとるすべもなく安否が分からなくなったお母さんを約20年待ちますが、40歳のときに日本人と結婚します。しかし、その結婚は不幸なもので続きませんでした。お父さんはしばらく真理さんと手紙を通してやり取りしますが、直接会うことなく亡くなりました。
異父兄弟たちが真理さんに遠慮して義父の骨壺とお母さんの骨壺を紐でゆわえなかったのはこのこともあったのでしょう。
真理さんは文化大革命を乗り越えますが、20年前に京劇劇団内の迫害に耐え切れず日本に移住します。
命の危険もあった文革はともかく、20年前は改革開放が高らかにうたわれていた時、もう少しあとではありますが北京の京劇団にも日本人が入団しています。正直、なぜ?という気もしましたが、真理さんが言った「日本では分からない、圧力」というのがすべてなのでしょう。
しかし、梁さんが真理さんのために素晴らしい「覇王別姫」を見せると、真理さんはこの公演のためにいろんな人が支えてくれた、昔の辛いことはどうでもいいようになった、心の氷がとけるようです、と言います。

梁さん、真理さん二人の言葉のひとつひとつ胸に残ります。
梁さんの未来を奪ったのではないか、私なんて死んだほうがいいのではないかと言う真理さんに
「考えすぎだよ。そんな考えを持ってはいけない。その考えは何の役にも立たないよ。人生は苦労するのが当たり前なんだよ」


今回オリジナル1時間半版を見て映画のようで、やっぱり深く感動しました。



嫌中なんてあるけどさ…、人間としてはあかん人、いい人っているもんやと思う。そりゃ、政治は嫌いやけど。
コメント
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