化粧品のハラル認証

ハラルってご存知ですか？
ずいぶん以前からその存在自体は知っていたのですが、ハラルという言葉をこのところよく耳に目にするようになっています。

簡単に言うとイスラム教の人が食べられるもの←大雑把なイメージ

たとえば、肉でも鶏肉や牛肉は禁忌とされていないけれども、アルコールの摂取がご法度なのでその製造工程でアルコールによる除菌がされていたら食べられないものとなります。
細かい宗教上の制約があるので、それらを満たしたものをハラル認証を受けたものとして区別しているのです。

最近、ＮＨＫでもそのドキュメンタリーが放送され、イスラム教の方の来日も増え、オリンピック開催もあってハラル認証に向けた食品業界の動きがあるという内容でした。
世界ではイスラム教の人は特殊ではありませんからね。
日本人は宗教にはある種寛容ではありますが、反面宗教上のタブーに関しては知らないことが多いと思います。
宗教上の制約は“わがまま”ではないのですよ。

昨日、インテックス大阪で開催されている「ビューティワールドジャパン」という展示会に行ってきました。
年々エステ色が強まり、小売のものの市場調査にはちと不向きになってきましたが、その中でも↓




ハラル認証を受けた化粧品というのに目が止まりました。
化粧品でハラル認証？
どういうことかと帰ってから調べると、化粧品によく含まれるアルコール、豚由来のコラーゲン、酵素などの物質を排除して認証を受けたとのこと。
すでに大手化粧品メーカーもインドネシアやシンガポールの市場を見越してハラル認証の化粧品に着手しているとか。
しかしですね、ビジネスチャンスとばかりにいい加減なハラルも問題になっているようです。あかんて、そんな人をだますようなことしちゃあ～。罰あたるで。