朝井まかて『ぬけまいる』

	ぬけまいる
	クリエーター情報なし
	講談社

家族にも誰にも断りなく、手形もお金も持たずに伊勢神宮を目指す「抜け詣り」。
「馬喰町の猪鹿蝶」で鳴らした江戸女三人組が、仕事も家庭も放り出しての突然のお伊勢詣りに繰り出した。
かしましい道中は波乱の連続！講談社HPより引用

落語でお馴染みの「伊勢参り」、それは大坂からの噺。
そっか、江戸からの伊勢参りも流行りだったんだと今更ながら。
東や西から伊勢を目指して歩いていたのですから、当時の東海道ってかなりの混雑？

主人公お以乃たちは30歳前の設定ですが、今でいうところの40凸凹な感じ。
幼馴染たちは結婚しているもののそれぞれの家庭事情があり、独身で母親の料理屋を手伝っている
お以乃も閉塞感を感じていて江戸を飛び出し、一路伊勢へ。
というものの、お金も時間もかかる旅、道中ドタバタ。

道中で出会うのは息子を亡くした老夫婦、詐欺を働く娘っ子たち、なぞのイケメンに幼馴染の夫婦連れ。
三人三様の事情を背負いながら旅は進みます。読み手は登場者と一緒に旅路にでているような感覚に。

私は電車の中で泣きました。
その場面を書きたいけど、ネタばれになっちゃうからなあ～。
それにしても知らなかった風俗がたくさんでてくるので勉強になりますよ。おすすめです。

第２１５回ＴＯＲＩＩ寄席

「一門を越え、芸歴を越え　上方落語協会の歌、大合唱！」

【演目】
桂慶治朗　　　　小噺
林家染雀　　　「豊竹屋」
桂坊枝　　　　「野ざらし」
笑福亭岐代松　「火焔太鼓」
中入り
桂あやめ　　　「アタックナンバ一番」
桂米團治　　　「掛け取り」

上方落語讃歌「エブリディ KAMIGATARAKUGO」

二日連続の落語会でした～。開演20分前で早く着いたなあと思ったらもう席の選択肢が
あまりありませんでした。
米團治さんのお弟子さんの慶治朗さんは今年入門したばかりみたいです。
落ち着いて聞きやすい声で小噺３題。

落語が終わったあとは下座の林家絹代さん、桂米輝さんも舞台にでてきて歌を。
一回歌って拍手が鳴り止まなかったので二回目。彦八まつりでも聞いた私は帰るまで
頭の中で「エブリデイ、エブリデイ～♪」て回ってました。さすが作曲ギダ先生。
この様子は朝日放送ラジオで流れるそうです。
来週（未定）の日曜の午後の放送みたいです。←番組名忘れた^^;