つゆ明けて 真白きシャツの 朝になり
馬糞 Bafun
音痴だがめげずに鳴き続ける小学校の雄鶏に、にこや
かに勢い良く朝陽が昇る。
途端にクマゼミが今を盛りに胸板を震わせて鳴き競う。
梅雨明けの朝は威勢がいい。
午前7時半、朝の空気と東の角度を残した太陽を受けて、
女学生の白シャツが清々しくまぶしかった。
「春過ぎて 夏来るらし白妙の 衣干したり 天の香
具山」という持統天皇の歌が思い浮かぶ白さである。
因みに、元祖・天の香具山というのが佐賀にあったの
ではないかと、ふと思ったことがある。
平戸の丸山が長崎に移って、長崎丸山になったように
である。
あまり清々しく感じられないのが役所に集まるクール
ビズの白シャツである。
いかにも仕事をしないというだらしなく無礼な雰囲気
が漂って、ダークなのである。
省エネというなら、きちっとした服装で、普段流さな
い汗を流すというのがせめてもの罪滅ぼしスタイルでは
ないのか。
あるいは和服スタイルを強制してはいかがか。
和服文化の復活に一役貢献できるというものである
が・・・。
Bafun
小学校の音痴鶏
天の香具山⇒ http://5000ban.sakura.ne.jp/nakakawado/enmoku/enamanokagu.htm