ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

何万回聴いても飽きない。血沸き肉躍る名曲!これがブリティッシュ・ロックだ!!

2021-09-11 20:54:03 | ブリティッシュロック

Iron Maiden - Hallowed Be Thy Name (live)

私には、何千回、何万回聴いても飽きないロックの名曲というのがある。そして、その中で「血沸き肉躍る」という感じの興奮する曲がある。それは、例えば、クリームの「ホワイト・ルーム」だったり、シカゴの「長い夜」だったり、ELPの「Karn Evil 9(邦題:悪の教典#9)」だったりする。

1982年3月に発表された、この曲は世に知れ渡ってからもうすぐ40年だ。未だにこの曲の魅力は色あせていない。やはり、血沸き肉躍るのだ。

起伏のあるリズム展開、メロディアスなギターによるユニゾン&ハーモニーの印象的なリフレイン、そして、ドラマティックなメロディと感情の込められたヴォーカル。フック(ひっかり)のある曲の展開は、非常に耳に残る。

そして、やはり聴きどころは、後半の見事なギターによる鬼気迫る演奏!ツイン・ギターによるバトルと実に爽快な協調!ロック・ギターのカッコよさを次々と決めまくる。マイケル・シェンカーの「ロック・ボトム」のギターソロに匹敵する見事な高揚感だ。ロックを聴いていてよかったーと思ってしまうスリリング感。そこに、入ってくるハイトーンのヴォーカル。そして大団円。

すべてが完璧だ。この曲にはこのバンドの魅力が凝縮されている。

歌詞は死刑囚が処刑を迎えるにあたって、色々なことを考えるという暗い話だが、分析してみると、死の直前の人間の気持ちをうたい上げた作品ともいえる。普遍的な人間の心理を歌ったとも捉えられる。

曲名であるサビの部分で繰り返される慣用句は日本語にすると「御名をあがめさせたまえ」というキリスト教の言葉で、日本人風に表現すれば「ああ、神様!」みたいな感じだろうか?

「あがめる」というのは「聖とする」という言葉で、尊ぶということだから、「神様を尊びます」というのが直訳なのだろうが、やっぱり、日本人風なら「神様!」というイメージかもしれない。

ライブ画像は、たぶん30年前以上のもの。でも、音がかなりいい。

このヴォーカルの人は、パイロット免許を持っていて、世界ツアーの時は、機材とメンバー、ローディー等をバンド専用の旅客機に載せて、機長を務めるというとんでもない人。パイロットと言えば、頭が良くて、運動神経が良くて、目もよくないといけない。それで、ロック・ヴォーカリスト!すごいなー。

バンド名を今回のブログの表題から抜き、本文にも載せなかったは、意図的なものです。

とにかく、大好きな曲です。まさに、イギリス人だから作れた曲、ブリティッシュ・ロックだと思います。

 

 

コメント (20)
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