Anthem - Unbroken Sign
アンセムは1980年代から活躍している日本のハード・ロック/メタル・バンドです。
メンバー・チェンジをしたり、解散して再結成したり、いろいろあったバンドですが、リーダーの柴田氏がかなりしっかりした考え方と強い意思をもっており、固定ファンも揺るぐことがなく、バンドは続いております。
そんな彼らが2012年に発表した作品において、大好きな曲が2曲あるので紹介いたします。
なぜ、その2曲が好きかというと、坂本英三氏のヴォーカルが、完全に70年代の歌謡曲に振れているからです。もしくは、アニソン系でしょうか?これがたまらないんです。
バッキングは洋楽のハード・ロックであっても、歌は完全にドメスティック!洋楽っぽさのかけらもありません。割り切り過ぎていてかっこいいのです。
坂本英三氏と言えば、アニメタルのヴォーカルで成功した人物であり、さもありなんという感じなんですが、それにしても、この曲、見事に70年代の歌謡曲の雰囲気があります。(ごめんなさい。アニメ・ファンだったらアニソンの雰囲気って言うかもですね。)
そうですね、西城秀樹が歌っても、違和感なしと思うのです。
でも、そこが大好き。メロディの展開がツボにはまります。歌詞も実にわかりやすい。サビの部分の起承転結は気持ちがスッキリします。
私、70年代、洋楽と同様にアイドル歌謡が好きだったので、それが原因かもしれません。
ANTHEM - OVERTURE~ON AND ON
こっちの曲は劇的なインストから、入ってきます。このわざとらしさがいいんですね。
歌が始まると、坂本英三氏の完璧な日本語発音のジャパニーズ・イングリッシュがさく裂。かっこいい!
キレイな発音の英語がいいってわけじゃないんです。曲にハマるかどうか、曲がかっこよくなるかどうかが私にとっては大事。
かっこよければオッケー。痺れます。
「孤独に飛び込め」「一人でかけぬけよう」「恐れるものはない」「心の声を追いかける」「この身焦がしてたどり着く日まで」「とどまることなど死んだも同じ」っていう歌詞がすごい。
21世紀にこんな歌詞を聴けるとは!熱い気持ちが蘇ってくるじゃないですか!
まさに70年代!熱血マンガのセリフです。ギターのかっこよさも相まって、坂本氏のヴォーカルは最高潮。
というわけで、この2曲をよく聴く私です。
アンセムについては、他のアルバムはちょっと違う印象ですので、ご注意を。