Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

フィレンツェ in ospedale a Firenze

2007-06-05 23:27:00 | ☆イタリア 記憶の風景



 はい、ここはどこでしょう?
 答えは 病院。
 もちろん フィレンツェですが、患者は私ではなくうちのダンナです。

 実は彼はとてもアルコールに弱いのです。
 100円ビールですぐ真っ赤になるほどで、普段はほどんど飲みません。
 その彼が、ヴィッラ・サン・ミケーレでの晩餐で飲んだ たった1杯の
 食前酒(ベリーニ)で、気絶してしまったのです。
 お料理を全部食べて、さあこれから別腹のデザートへ突入、というときでした。
 ほんの15秒くらいの間、意識が遠のいたのでした。
 さあ、ここからが大変。
 日本語の達者なカメリエーレのドメニコがとんできました。
 それなのに私はとっさにイタリア語で「お医者さまを呼んでいただけますか?
 あ、それより 救急車をお願いします。」と言う自分にびっくり。
 なんで 口にでたのか不思議です。
 ドメニコは救急隊員とドクターにいろいろ説明してくれ、
 「数字とか大丈夫ですか?もしわからなければ僕を呼んでください」
 と、メモをくれました。もちろん日本語で。
 その場で簡単な検査をして、にっこり微笑んだドクターは「大丈夫よ」と。
 まるでマリア様のようでした。
 


 ところがです。
 点滴ぐらいで、すぐに帰れると思っていたら 一晩入院しなさいといわれ、
 真夜中に私だけタクシーでルレに帰り、翌日の朝、また病院へ行くことに
 なったのです。
 何てこった~。

 上が彼のベッド。サイドテーブルにあるのはトスカーナパンと梨とりんご。
 遅い朝食(カフェラッテとビスコッティー)のあと、
 いつでも好きなときに食べていいそうです。
 これがおいしかった!
 ダンナは はじめて イタリアの梨のおいしさにめざめました。
 
 そして、昨夜とちがうドクター二人とご対面。
 ああ、これからが 試練のとき。
 全身耳になって聞き、ありったけの知ってる言葉で、話さなければ・・・

 明日へ続く・・・



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