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はい、ここはどこでしょう?
答えは 病院。
もちろん フィレンツェですが、患者は私ではなくうちのダンナです。
実は彼はとてもアルコールに弱いのです。
100円ビールですぐ真っ赤になるほどで、普段はほどんど飲みません。
その彼が、ヴィッラ・サン・ミケーレでの晩餐で飲んだ たった1杯の
食前酒(ベリーニ)で、気絶してしまったのです。
お料理を全部食べて、さあこれから別腹のデザートへ突入、というときでした。
ほんの15秒くらいの間、意識が遠のいたのでした。
さあ、ここからが大変。
日本語の達者なカメリエーレのドメニコがとんできました。
それなのに私はとっさにイタリア語で「お医者さまを呼んでいただけますか?
あ、それより 救急車をお願いします。」と言う自分にびっくり。
なんで 口にでたのか不思議です。
ドメニコは救急隊員とドクターにいろいろ説明してくれ、
「数字とか大丈夫ですか?もしわからなければ僕を呼んでください」
と、メモをくれました。もちろん日本語で。
その場で簡単な検査をして、にっこり微笑んだドクターは「大丈夫よ」と。
まるでマリア様のようでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/5a/2762be0886ad9b6c9bb302fed0d7c71c.jpg)
ところがです。
点滴ぐらいで、すぐに帰れると思っていたら 一晩入院しなさいといわれ、
真夜中に私だけタクシーでルレに帰り、翌日の朝、また病院へ行くことに
なったのです。
何てこった~。
上が彼のベッド。サイドテーブルにあるのはトスカーナパンと梨とりんご。
遅い朝食(カフェラッテとビスコッティー)のあと、
いつでも好きなときに食べていいそうです。
これがおいしかった!
ダンナは はじめて イタリアの梨のおいしさにめざめました。
そして、昨夜とちがうドクター二人とご対面。
ああ、これからが 試練のとき。
全身耳になって聞き、ありったけの知ってる言葉で、話さなければ・・・
明日へ続く・・・
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