Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

パルマ ☆大聖堂の内部

2008-03-07 12:25:59 | ☆イタリア 記憶の風景


 首が痛くなるほど、上をむいてCorreggioの「聖母被昇天」を眺めて
 いた私たちでした。

 満足感で 出口に向かおうとして振り向いたとき、
 外からの光の中に浮かび上がったのがこの浮き彫り。

 ひきつけられるように、近づいてみました。
 かなり大きな石版で赤みがかかっているこの「キリストの十字架降下」。

 作者はベネデット・アンテーラミ Benedetto Antelami。
 Correggioの天井画よりもっと昔、1178年のものだそうです。

 これが、パルマ大聖堂の重要なものだとは、あとで調べてわかったのですが、
 もしこれが、名もない作者のものであったとしても
 あの 陽の光を浴びた瞬間の力強い浮彫を忘れることはないと思います。



 パルマ大聖堂は、外にくらべ、中はご覧のように鮮やかな
 色彩になっています。




 細部にまで埋め尽くされた画、
 それでもうるさく感じないのはなぜでしょうか?
 この街のゆとりみたいな穏やかさが、
 大聖堂にも表れているような気がするのですが・・・・



 名残を惜しみつつ、出口にむかいます。
 圧倒された大聖堂。
 でも、この広場には もうひとつ見るべきものがあります。
 それが「洗礼堂」です・・・。
 次回ご紹介しますね。
 

 続く


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