花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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入来八重地区 栗下の磨崖仏 2024/11/06(鹿児島)

2024-11-10 18:20:43 | 史跡巡り
11月6日(水)久しぶりに国道328号沿い、栗下の磨崖仏に立ち寄りました。

国道328号沿いの酔芙蓉 以下の画像は11月6日に撮影


今日は運転免許の高齢者講習で薩摩川内市入来町に出かけました。免許取得後半世紀を過ぎて、乗り慣れない車でうまく運転実技ができるか不安でしたが、教官の笑顔と丁寧な指導に感謝、感謝。

行きがけに目にした道沿いの酔芙蓉に、帰り道で立ち寄りました。ここは入来峠を北へ下った八重地区です。この酔芙蓉が咲いているところは路肩が広く安心して車を止められます。

階段を上がると磨崖仏が見える


酔芙蓉が咲くすぐ隣にある階段を30段ほど上がると少し広くなっていて、正面岩壁に彫られた磨崖仏があります。

階段手摺横で咲くツワブキ


野山を彩る黄色い花が咲くと、鹿児島でも秋を感じます。紅葉の前にツワブキの花巡りもしてみたいものです。

岩壁の磨崖仏


磨崖仏と聞くと、大分臼杵の磨崖仏のような大きなものを想像しがちですが、ここの仏様は小さなものです。

薩摩川内市の指定文化財 案内板が新しくなっていた 全文を紹介 


薩摩川内市指定文化財 栗下磨崖仏(くりしたまがいぶつ)
昭和62年3月7日指定

この岩壁に彫刻された阿弥陀如来の坐像は、貞享(じょうきょう)4年(1687)2月に、この栗下に住む谷口平兵衛が、親に先だって亡くなった子どもの供養のために作らせたものだといわれています。

谷口家では代々早世する子女が多かったので、白山山伏の占いによってこの阿弥陀を刻んで祀ったところ、その後、男女六人の子福長者になりました。そこで、「この仏さまは子産み仏だ」といって大評判になり、特に子どものない婦人達に信心されるようになりました。

市内の仏像は明治初期の廃仏の時に破壊されたり、損傷されたりしたものが多かったのですが、この仏像は谷口家の人々がひそかに粘土で塗りつぶして守ったために、このように素晴らしい彫刻が無傷で残ることができたのでした。 

令和6年3月 薩摩川内市教育委員会

両手で包めるほどの大きさ


磨崖仏は山中の岩壁に刻まれ近づきがたいものが多いものですが、ここの仏様はすぐ目の前にお姿があります。

グーグルマップにも表示されて場所が判りやすく、車も止めやすいので機会があればお立ち寄りください。

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