浪漫飛行への誘(いざな)い

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名古屋の想い出

2019年11月25日 19時17分24秒 | 住まい

 

1989年11月ドイツから名古屋に転勤になり、約2年間名古屋での生活を送った。初めての土地なので、赴任前に名古屋を勉強しようと2冊の本を買って読んだ。「蕎麦ときしめん」(清水義範)と「100%名古屋人」(舟橋武志)である。ともに、名古屋の入門書みたいなもので、大変参考になったと記憶する。名古屋の人間関係は、きしめんのように接点が多くべったり張り付くようであるとか、名古屋の人には怒られるかもしれないが、倹約家というか貯金が大好きとか、結婚式での「菓子まき」とかガラス張りの「嫁入りトラック」とか見栄っ張りというか、新装開店祝いの生花は勝手に持ち去っていいとかビックリするような経験を何度もした。そういえば、スーパーで縁起物であるお正月の飾り物を値切っている人を見かけたこともあった。また、名古屋から離任する際、送別として現金をいただいたことがあったが、今でもそのような慣習があるのであろうか?


人間関係が若干濃い印象もあったが、概して住みやすかった2年間であった。トヨタ商法ではないが、名古屋での商売はなかなかむずかしいものがあるとも感じた。海外出張も行く前に値切られ、帰国後も値切られるという話を聞いたこともある。バブル絶頂期にあったこともあり、交際費は使い切れないことも多かった。接待ゴルフが月に何回もあったり、夜に栄の繁華街に繰り出すこともよくあった。日本中がバブル絶頂に浮かれ、銀行預金の利子も8~9%位あったような気がする。結局はじけてしまったが、今では信じられない古き良き時代であった。もっと長く名古屋に住んでいたかったが、世の中そうは問屋が卸さず、たった2年で東京に転勤になってしまったのは残念であった。


「名古屋はええよ!やっとかめ」(名古屋をよく表している大好きな曲):


https://youtu.be/nwxxtYCVOR4

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