1月16日の朝日新聞夕刊の三面記事に「脱ネクラ、卓球イメチェン成功」という見出しの記事が出た。見出しの文言は、さらに「80年代、テレビでいじられ。。。協会奮起」「台やユニホーム華やかに 強化も実る」「いいとも!で」とある。さらに、「中高少子化でも部員増加」「愛ちゃん人気も」と見出しが踊っていた。
記事にもあるが、昔から、卓球といえば、地味で暗いイメージが強く、タモリが「笑っていいとも!」で、「卓球は、ネクラ」と揶揄していたことは有名な話である。自分も大学時代卓球部に入っていたが、今になって当時の写真を見るとボールが白いので、見やすくするために、ユニフォームは、単色のダーク系のものがほとんどで、台の色もダークグリーンだったので、まさにそんなイメージであったことは間違いない。
新聞にある通り、タモリのおかげで、日本卓球協会は、荻村伊智朗会長の下、まさに、脱ネクラ、イメチェンの取り組みに力を入れ、台の色をスカイブルーに変えたり、ボールをオレンジ色にしたり、ユニフォームをカラフルなものに変えたり、卓球のディナーショーを企画したり、ラージボール卓球を導入したり、まさに、卓球のイメチェンに成功したものである。この取り組みを積極的に推進した人が今、我が卓球クラブの顧問をやっていただいている人である。ご本人は、もう80代になられているが、時々、クラブでいっしょに卓球を楽しんでいる。
2000年代になって、卓球人気を加速させたのは、まさに愛ちゃん人気であるが、昨今では、日本の技術レベルが飛躍的に向上し、中国との格差は急速に縮まり、東京オリンピックでのメダル獲得も決して夢物語ではない、張本智和や伊藤美誠選手のような世界に通じるスターも出現しており、テレビやマスコミでも取り上げられる機会も増えている。中高の部活でも卓球部は人気のクラブになっているという。卓球愛好家にとっては、嬉しい話である。
卓球のラリー戦はテレビで見ていても面白いが、いざやるとなるといかに難しいが実感するはずである。卓球は、「空間、時間、回転の芸術」のスポーツともいわれ、競技レベルと温泉卓球レベルの格差はとてつもなく大きい。初心者が挑戦したとすると、まず、1球か2球で終わり、ラリーを続けることはまず不可能である。年寄り向けには、回転がかかりにくいラージボールもあるので、やったことのない人は、健康のためにも、卓球に挑戦してみては?
画像は、最近のユニフォームと朝日新聞の記事(1月16日夕刊)