浪漫飛行への誘(いざな)い

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都内で話題の仏像を訪ねる旅

2020年01月26日 19時55分55秒 | 芸術

1月26日、テレビ番組で話題になった都内にある二つの仏像を見る旅を試みた。一つは、12/16にTBSで放映された「1番だけが知っている」という番組で、「日本美術史上1番の奇跡の物語!サラリーマンがお小遣いで買った仏像が日本史上最高額のお宝だった!?」として紹介された運慶作の「大日如来坐像」である。この仏像は、半蔵門ミュージアムの常設展示作品でいつでも拝観でき、拝観料も無料であることを知り、今回訪ねたものである。ミュージアムは、やたら綺麗で、係員も通常の美術館の倍以上いる印象であった。真如苑という宗教法人が所有する仏教美術品を一般に公開するために設立した文化施設とのことである。実際見てみると、仏像にまつわる情報をしっかりと持って拝観すると何となくありがたみというか重みが出てくるのは不思議である。さすが、運慶の手になる仏像は、いい顔をしていて、見とれてしまうほどであった。この仏像にまつわる18分の映画も上映されており、知識を深めた。この大日如来坐像がメインの展示品であるが、常設展示として他に2~3世紀に作られたガンダーラ仏伝浮彫も複数展示されており、また、特集展示として、古代の楽器の復元楽器も展示されていた。

もう一つは、1/4にテレビ朝日で放映された「博士ちゃん~仏像博士12歳—初詣にご利益!国宝&珍仏像」で紹介された有名な仏像の内、滋賀県の長浜市にある正妙寺にある千手千足観音立像が上野にある「びわ湖長浜KANNON HOUSE」で3月15日まで特別に展示されているとの情報を得たので、覗いてみることにした。この仏像は、他に例のない「千本の足」を持つ観音像で、そのムカデのような姿はひと際目を引く。忿怒相で眉目をいからせ、口を開き、額には縦に第三眼を刻む。天冠台上に九つの小面が横に並び、中央には仏面が一段高く載る。何とも異様な姿で、江戸時代のものであるが、詳しくはよくわからないようである。こちらも入場無料であったが、展示品はこの仏像のみであった。こちらは写真撮影OKであったので、しっかりとその姿をカメラにおさめた。まさに、知る人ぞ知る稀有な仏像であった。仏像博士ちゃんに感謝したい。

写真は、大日如来坐像(運慶)と千手千足観音立像

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