29日は、浜松町にある浜離宮恩賜庭園に行き、以前から予約していた特別イベントのティーセレモニーに参加した。園内の松の御茶屋で30分の予定でお茶のお点前を見学し、自分達も作法に従い、お茶と和菓子をいただくものである。この茶屋は普段は公開されておらず、この特別イベントの時だけ公開されるようである。参加費は2200円とちょっと高いが、普段見られない茶屋の内部をみることができるので、貴重な機会である。茶屋内は、欄間や壁にいろいろ工夫がされていて、一見の価値はある。着物を来た女性がお点前を披露してくれたので、外人観光客には評判がいいようである。内部の写真撮影はOKであったが、SNS等では、紹介しないようにお願いされた。浜離宮には、10回以上来ているが、この茶屋に入ったのは初めてであった。ただ、お点前の説明は日本語だけで、英語での解説ペーパーが提供されなかったのは残念であった。
新橋駅と庭園の間は、近距離でも、歩く負担を考え、往復ともタクシーを利用したが、かえって不便であった。また、新橋駅内には都営地下鉄と地上を結ぶエレベーターがなく、約300mも離れたところにある唯一のエレベーターまで歩かされる羽目になった。バリアーフリーという観点は、日本は本当に遅れていると感じた瞬間でもあった。タクシーに乗った意味はほとんどなかったといえる。今回、ゲストを案内して回るのも今日が最後となったが、バリアフリーの問題は痛切に身近に感じた。日曜なので、家の近くのレストランは閉まっているところも多く、前にも一度行った駅前の居酒屋で夕食を取った。連日の疲れが出ているようで、しゃべり続けていることもあって、声が枯れ、心拍数も上がる状況があり、しばらくは静養が必要となりそうである。明日は二人を放り出すが、夜は、家のマンションに入っている洋食レストランで最後の晩餐を取る予定にしている。
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