浪漫飛行への誘(いざな)い

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いちょう並木と東京クリスマスマーケット2023

2023年12月06日 20時05分41秒 | お出かけ

 

11月23日~12月25日までの間、明治神宮外苑において、「東京クリスマスマーケット2023」が開催されている。クリスマスマーケットというとドイツが有名であり、このクリスマスマーケットも、ドイツ観光局、バイエルン州駐日代表部、ザクセン州観光局、ザイフェン村が後援者に名前を連ねていた。ドイツのザイフェン村はクリスマスグッズで有名なところで、2006年7月に訪れたことがある。知る人ぞ知るというドレスデン近くの田舎にある村なので、行ったことがある人は少ないと思う。季節はずれであったが、クリスマス村の名に恥じない雰囲気のある小さな村であった。

開催場所は、聖徳記念絵画館前・総合球技場で、目の前には、黄葉で有名な「いちょう並木」がある。いちょう並木の黄葉狩りも兼ねて、12月6日にクリスマスマーケットを見に出かけた。いちょう並木は若干ピークを過ぎた感もあったが、十分楽しめた。外国人も含めインスタ映えをねらう若者がいっぱい訪れていた。いちょう並木はライトアップもされていると紹介されたいたが、残念ながらそんな印象はなかった。

マーケットは前売りチケットを購入するとオリジナルマグカップがプレゼントされるということで、事前に1000円で購入した。(土日は1500円、23~25日は2000円)テレビでもオープニングの日にマーケットの状況を紹介していたが、世界最古といわれるドレスデンのクリスマスマーケットを再現しており、世界最大級ののクリスマスピラミッドが目玉であるという。

いちょう並木の黄葉を楽しんだ後、16時頃に入場したが、平日ということもあってかさほどの人出ではなかった。大きなクリスマスピラミッド以外は、見るべきものは特になく、やたらグルメというか食べ物屋のスタンドが37軒と多く、クリスマスグッズや雑貨を売っているスタンドが18軒といった感じで、期待していた本場ドイツのクリスマスマーケットというイメージではなかった。食べ物屋はほとんど同じようなメニューなので、たくさんあってもどれも同じといった感じで、クリスマスグッズのお店も、どこも値段が高く、購買意欲が沸くと言う雰囲気ではなかった。ちょっとした飾り物でも2000~3000円もするのでびっくりした。

暗くなるとライトアップが行われ、若干雰囲気が出てきたが、ドイツを知る者からするとやはり物足りない印象であった。ちょっとした歌や踊りのパフォーマンスも行なわれていたが、ステージがあるわけではなく、何となく片隅で目立たず歌や踊りが行われているといった印象であった。ドイツだと教会の奏でる荘厳な音楽が雰囲気を醸し出すが、ここでは教会の厳かな音楽やクリスマスソングが流れるわけでもなく、シーンとした雰囲気であった。ドイツらしいバイエルンの音楽や本場から来たアーティストやミュージシャンでもいれば、もっと盛り上がるような気がした。会場内は、日本人しかおらず、本場ドイツの雰囲気はあまりなかった。本場から人を招き、色を添えたらどうかとも感じた。

前売チケット購入でオリジナルマグカップの記念品がもらえ、そのマグカップは1000円で売られていたので、元は取った感じである。予約チケットでは3時間を目安にしてほしいと案内されていたが、見るべきものがほとんどないので、食事時間も含め、1時間ちょっとで十分であった。食事をしたり、お茶をしたりする場所として椅子を用意したスペースは、十分確保されていて、グルメ中心のマーケットといった感じであった。正直言って、クリスマスマーケットと称するなら、皆が本場ドイツのクリスマスマーケットに行って見たいと感じられるような雰囲気のあるものになるよう少し工夫してほしいと感じた。

写真は、クリスマスピラミッド

 

           いちょう並木

 

          ザイフェンのお店

  


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