木原事件が警察官僚トップの悪事により葬り去られようとしている。露木警察庁長官が明らかな他殺事件を根拠もなく事件性がないと明言し、捜査をストップさせ、木原官房副長官の政治的圧力によるもみ消しをなかったものにしようと画策した疑いがあることが文春砲で明らかになろうとしている。一月万冊のジャーナリスト佐藤章さんによれば、今の岸田政権では、元警察庁長官の栗生官房副長官がトップに座り、その下にいる現在の警察庁長官で木原事件のもみ消しを図った露木氏と元警察庁長官で伊藤詩織さん事件で逮捕状をもみ消したことで有名となった中村格氏の二人が栗生官房副長官の後釜を狙い、醜い争いを続けているという。佐藤氏は、3人を「事件隠滅名人」の警察トップトリオ!と称している。官僚のトップの連中が今の政権(安倍政権時代からも)の中で、暗躍していることがよくわかる。
これが真実だとしたら、民主国家とはいえないし、絶望的である。日本では三権分立という言葉は死語となっているともいえる。警察関係者の悪事を取り締まったり、裁いたりするのは誰なのであろうか?時の政権と警察が癒着しているあたりは、アジアのどこかの軍事国家といっしょである。最近、警察関係の不祥事が目につくし、これが日本の現状であるとしたら、情けない話である。木原氏は、もみ消し疑惑が発覚した時点で、全国の警察を取り仕切る役職(自民党情報調査局長)にもついていたというから始末が悪い。
一連の文春砲についても、あれだけネットで世間を賑わしているのに、本人も首相もダンマリ作戦をとっており、新聞、テレビのマスメディアもほとんど報道していない。潔白であれば、はっきり説明すればいいだけである。マスメディアは報道しない自由はないはずなのに、報道せず沈黙を続けてきたことが問題となったジャニーズ性加害事件と全く同じ構図である。マスメディアも半ばグルと言われても仕方ないといえる。問題を取り上げると政権や警察から情報からもらえなくなるということを恐れているのか知らないが、今のマスメディアの記者は、本来のジャーナリズムからかけ離れ、政権や警察の御用記者と化しているといえる。記者会見で木原事件を告発した元警視庁捜査官に対し、御用記者丸出しで、公務員守秘義務違反に言及した読売の記者などは言語道断である。腰抜けのマスメディアの沈黙については、別の号の一月万冊で、佐藤氏が詳しく解説してくれている。
一月万冊(ジャーナリスト佐藤章氏解説 9/7):https://youtu.be/cFdPvLA48G0?si=g8tJvOdyTLKgluH-
一月万冊(腰抜け大手メディア! 9/8):https://youtu.be/WP8umqXnuwY?si=teHBRYAmyMhZdHsJ
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