浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

岸田総裁決定により自民党の改革は後退

2021年09月29日 14時19分07秒 | 政治

29日に自民党総裁選が行われたが、予想通り、1回目では決まらず、河野・岸田両氏による決選投票の結果、安倍・麻生の権力支配闘争が功を奏し、岸田氏が総裁に選出され、総理になることが決定された。決選投票の結果をみると、1回目で岸田氏が1位になったことは予想外であった。河野氏がいかに議員のみならず自民党員からも人気が薄くなってきていることも明らかになった。高市氏も予想以上の善戦で自民党の右傾化も浮き彫りになってきた。高市氏は議員票でも第2位となったので、閣僚人事にも多大な影響があると思われる。岸田氏が新総裁となっても、党内の派閥抗争は旧態依然として、安倍・麻生両氏が権力を振るう構図が明確となった。自民党は、国民を無視して、権力闘争に明け暮れているのが実態である。これで、嘘、改ざん、隠蔽という安倍政権の復活を意味することになり、国民の意向とは関係なく、自民党独裁政治が継続することになった。無派閥の菅氏と違って、今度は派閥のトップが総裁、総理になるのであるから、民主政治の後退、派閥政治の復活といえる。

岸田政権は、安倍氏への忖度から、思うような政権運営はできず、短命内閣に終わることは確実である。岸田氏は、ゆっくりと流ちょうに語るが、中味がないというか何を言っているのかよくわからないことが多く、多くの国民の支持を得られるような人物ではないので、内閣支持率は最初から低迷のままだと思われる。岸田首相には、菅氏以上の政策を期待することは無理であり、次の総選挙で良識ある国民からの厳しい洗礼を受けることになると思われる。報道によると新首相に刺客を送り込む野党の作戦もあるようで、現役首相が落選ということも起こりうるかも知れない。

野党にとっては、国民的人気のある河野氏ではなく岸田首相になったことにより、政権交代の芽も出てきたような気がする。野党の頑張り次第であるが、野党の支持率も上がっていないので、何かを仕掛けない限り、勢力図はあまり変わらないような気もする。しかし、モリカケ、桜、河井問題も追及されることなく、今のまま葬られることはほぼ確定的になったが、国民はそれでよしというのであろうか?今、一番ホッといているのは、自分の悪事が追及される危険性がなくなった安倍氏であることに間違いないと思われる。自己防衛のために、血眼になって、裏工作を図った甲斐があったというものである。「お主、悪じゃのう」といったところで、情けない話である。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 白鷗大学WEBフォーラム2021~... | トップ | 岸田政権は、安倍・麻生政権... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事