浪漫飛行への誘(いざな)い

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アマゾンによるバナナ無料配布

2022年04月05日 16時39分20秒 | 日常

 

家から徒歩6分位のところにAmazonのオフィスがあるが、ネットで調べたら「アマゾンジャパン合同会社 品川オフィス」とあった。そのオフィスの境内にバナナスタンドがあり、無料でバナナを配っているという情報を入手し、先日行ってみたら、その信じられないような情報は正しかった。バナナスタンドと書かれたワゴンのような車の上に大きなバナナが置いてあり、一人1本を自由にお持ちくださいと言われた。

スタッフの方に訊いてみたら、周辺の地元住民へのサービスとして昨年の10月頃から週末を除き、毎日バナナを無料で配布しているので、遠慮なくお持ちくださいとのことであった。全く信じられないようなサービスであったので、ネットで調べてみたら、配っているのは、アマゾンドットコムで、この取り組みは、アマゾンのベソスCEOの発案で、2015年からシアトル本社で始まったようで、日本でも同じようなサービスを提供しているようである。社員の健康維持が目的だが、地域住民にも無料で配っているようである。朝8時から配り始め、なくなったら終了とのことだが、一体1日あたり何本位を無料で配っているのであろうか?

2017年5月23日のウォール・ストリート・ジャーナルの記事によると、

「米アマゾン・ドット・コムは小売業に変革を起こし、映画を制作する方法を覆し、データ保存のあり方すら変化させた。だがバナナのビジネスにまで手を出すとは、誰も予測できなかったはずだ。 ことの発端となったのは、健康的かつ環境に優しいスナックをシアトル本社で無料配布するべきだとした同社のジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)の提案だ。当初はオレンジも候補にあがったが、アマゾンが「コミュニティー・バナナスタンド」を設置したのは2015年のことだった。 シアトル中心部の複数のブロックにまたがるアマゾン本社キャンパスには現在、2つのバナナスタンドが設置されている。社員以外にも無料で配られる累計配布バナナは、170万本を突破したという。 バナナスタンドへの賛否はスプリットしている。アマゾニアンと呼ばれる同社の社員の多くは無料配布を肯定的に受け止めているが、バナナが無料で配られるがゆえに、近くのスーパーでバナナが売られなくなったとする声もある。またスタンド近辺の飲食店も、その影響を受けて苦戦気味だ。」とあった。

地元住民としては、バナナを1本でも無料でもらえるのは嬉しいが、毎日もらいに行くのはちょっと気が引ける。アマゾンの地域住民への貢献の強い意志には感服する。毎日バナナを食べているので、ありがたい話である。日本ではこのオフィスのみ地域住民にバナナの無料配布をやっているとのことであるが、さすが儲かっているアメリカの会社は違うなという好印象を持った。

 

バナナスタンドサービスのニュース記事【2017年】:

https://jp.wsj.com/articles/SB11885244261179044396204583161914156383372


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