浪漫飛行への誘(いざな)い

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ベンツの思い出

2020年10月05日 06時40分19秒 | 

10月4日テレビの車の番組で、昔のメルセデス・ベンツを紹介しているのを見て、ドイツ駐在時代に乗っていたベンツの車を思い出した。1985年5月にドイツ(当時西ドイツ)のフランクフルトに赴任した時、まずやったことが住む家探しと乗る車探しである。家探しについては、別途とするが、車については、メーカーはメルセデス・ベンツと決まっていたので、車種と年代と色と何CCのベンツを探すかであった。海外派遣員は、日本からのお客様を自分の車に乗せる機会も多いので、日本車は駄目で、他の派遣員も皆ベンツに乗っていた。というのもベンツに乗るだけで、お客様に喜ばれるからで、まだ、そんな時代であった。

赴任直後は、引継ぎやら慣れない仕事で連日忙しい状況にあったので、車探しも大変であった。総務のドイツ人がいくつかの適当な車を探してくれて、その中から自分で選ぶという形であった。もちろん中古車であるが、1年落ちといって、比較的新しい車が狙い目だという。というのも、ベンツの社員は、新車で車を買うことができるが、1年で手放さなければならないらしく、それが市場に出回っているという。最終的には、ベンツ200、色はベージュの1年落ちのものを購入したが、値段はまったく覚えていない。

ナンバーは、“F-TA-303”で、大変覚えやすい番号であった。TAは自分の姓の頭文字だったからである。“F”は、フランクフルトを意味する。ドイツのナンバープレートの先頭は、登録の各都市や地域の文字を表しているので、大変わかりやすかった。例えば、ミュンヘンは、“M”、デュッセルドルフは、”D“、ベルリンは、”B“といった具合である。大都市は、一文字であったが、ハンブルクは、”H“ではなく、”HH“(ハンザ・ハンブルク)であった。小さな地域になると、2文字や3文字のプレートも多くあった。今では、EUができているため、国識別の文字も付けられている。ドイツは、”D”、フランスは、“F”等。ナンバープレートといえば、1988年3月に日本のテレビドラマロケ(「春の砂漠」-名取裕子、檀ふみ、国生さゆり主演)に協力したことがあるが、そのロケに使用された特別のナンバープレートをいただいて、今でも部屋に飾ってある。今では、懐かしい記念の品となっている。

ドイツでは、車がないと不便なので、マイベンツもフル活動していた。車を使っての家族旅行も何十回と行い、大変お世話になった。ロマンチック街道、メルヘン街道、古城街道やワイン街道はじめ、遠くはミュンヘン、ハンブルク等すべてベンツで快適なドライブを楽しむことができた。高速道路(アウトバーン)がすべて無料というのもありがたかった。スピード制限がないところがほとんどなので、時速130㎞前後で走行しているとアッと言う間に抜かれることがしょっちゅうであった。ベンツに乗れたのは、ドイツにいた4年半だけだが、今となってはいい思い出となっている。

写真は、マイベンツ及びTVロケに使われたナンバープレート


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