透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

光のピンセット

2013-04-17 19:57:32 | 日記

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4月16日の北海道新聞日刊紙に「光のピンセットがDNA捉える」との見出しで高性能の「光ピンセット」を北大大学院理学研究院の坪井泰之准教授(46)の研究グループが開発したとの記事が掲載されていた。

強い光には小さな物質を引き寄せる性質があるという。従来の光ピンセットは最少100ナノメートルの微粒子を捉えることができたという。ナノは10億分の1なのだとか。

この度開発された光ピンセットは最少10ナノメートル程度の微粒子を捉えて、平面的に動かすことができたという。他にも従来の光ピンセットと比べると、1万分の1の光の強さで同じ成果が得られるそうで、機材や実験のコスト削減にもなると期待は膨らむ。今後の課題は立体的に動かせるようにすることだそうで、そうなるとDNAなどを自在に操作できるようになり、新薬や治療法の開発につながる可能性もでてくるとの平井泰之准教授の談話で締めくくられていた。

話題のピンセットは光だけに希望に満ちていて、前途が明るい。「光ピンセット」という言葉は美しい何かのたとえかと思って読み始めたが、実在するものと知って驚いてしまった。でも、どうしてもピンセット形の電灯か光るピンセットしか思いつかない。

コメント
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