透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「きんの光のなかに」という詩

2017-10-10 20:18:24 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温11.4℃、最高気温15.0℃。

秋の詩が多いのはなぜなのだろうと、美しい自然の中を歩きながら思いました。答えは自然の中にあるのかもしれません。そして、答えは一つではないでしょう。

そのようなことを思いつつ、まど・みちおさんの詩集を繰っていて、この詩と出合いました。

 


 

きんの光のなかに    まど・みちお

この世には草があるし木がある

というようにして鳥がいるし獣がいる

というようにして日々が明けるし四季が巡る

というようにして私とても生かされている

ふりそそぐ秋のきんの光のなかに

という思いに浸れるのを幸せとして

この数かぎりない物事のなかの

どんなほかのものでもない

これっきりの

見えないほどの無いほどの

一粒として


 あまりに心に残ったので、はがき絵姉妹展のリード文に引用させて頂きました。

コメント
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