曇りのち雨のち晴れ。最低気温13.2℃、最高気温18.1℃。
2週間ぶりに訪ねた開拓の村。花が散った後に結ばれた実が時の流れを物語っているようです。
リンゴは摘果作業の最中でした。より大きな実に育つよう、実の小さなこの時期に間引きをするのだそうです。
桜の赤いつややかな実は熟すると黒くなり、それらが緑色の葉蔭から見えるさまも美しいと感じました。
雨の後に初夏の日差しが戻り、村内には爽やかな風が吹き渡っていきます。
風は市街地に咲き始めたニセアカシアの甘い香りをどこへともなく運んでいくのでしょう。この並木の下を来月から馬車鉄道が走る予定で、新米のどさんこが足慣らしをしているところでした。
開拓の村は自然に包まれた美しい野外博物館。エゾハルゼミやウグイスのさえずりを耳にし、風に吹かれ、緑色のグラデーションにすっぽり浸かってきました。