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先日、劇団四季の「美女と野獣」を観にいったことをこのブログで書いた。そのあとで、道東の端野町に住んでいた時、そこから約2時間かけて紋別で公演された「オンデーヌ」を見に行ったことを思い出した。紋別はオホーツク管内での劇団四季の公演指定の地となっていたようだ。北見はオホーツク管内では紋別より人口が多かったのだが・・・・。旭川に住んでいた時には、JRで1時間半の札幌まで「ハムレット」を観にでかけた。
こうしてみると、劇団四季とのお付き合いも長い。普段の生活では歌って踊る場面などないだけに、ミュージカルの世界は感性にびしびし刺激を与えてくれ、平凡な毎日に彩りを与えてくれた気がする。映画では感じることができない、生身の人間が発するオーラをシャワーのように浴びたかったのかもしれない。
ところで、『三谷幸喜氏のありふれた生活9 さらば友よ』の中の「歌 その不自然さと感動」というところで、「ミュージカルを作る時にまず考えるのは、登場人物が突然歌いだすという、どう考えても不自然な行為をいかに自然に見せるか、ということ。」と書いていた。そのように、断りをいれた後で「美女と野獣」のミュージカルにもふれていた。そして、自分にとってのミュージカルシーンベストワンはこのミュージカルの「ビー・アワ・ゲスト」だと言っていた。人間が歌っても不自然なのに、あろうことか食器たちが歌い踊ると。ああ、あのシーンだなと先日の舞台が蘇った。ミュージカルの世界にすっかり埋没していたのか、不自然さなどほとんど感じずに見入っていた私だったが・・・・・・・・・・。