透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

『九十歳。何がめでたい』

2018-01-16 19:49:37 | 

晴れ。最低気温-4.1℃、最高気温1.1℃。

『九十歳。何がめでたい』 

佐藤愛子著  小学館

2016年8月6日 初版第一刷発行 2016年9月19日 第4刷発行

昨春に予約していたこの本を図書館から借りてきて、二日で読み終えました。読んでいる最中は痛快、読後は爽快な気分となりました。

目次を見ただけで、笑いがこみあげてきましたが、読み始めて幾度となく吹き出しそうになりました。愛子さんの怒りはごもっとも、対処の仕方に感服です。

そう感じられたのは、明瞭な文の運びにあり、作者の正直で豪快な?人柄によるものだと思います。

「人間は『のんびりしょう』なんて考えてはダメだということが、九十歳を過ぎてよくわかりました。」とも。

それは真実なのだろうとしみじみ思えたのでした。

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夕方になっても気温はプラス

2018-01-15 20:22:50 | 日記

晴れ時々雨。最低気温-11.8℃、最高気温3.0℃。

 16:15

16:25

16:31

16時を過ぎても気温はプラスでした。

暖かかったこともあり、薄めのコートを羽織ったまま、夕暮れを追いかけているうちに野幌森林公園まで行ってしまいました

途中の水たまりも凍らないまま。

16時を過ぎてもまだ明るく、ずいぶん日が長くなってきました。

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「ナナカマドの赤い実の洋燈(ランプ)」

2018-01-14 20:28:16 | 日記

雪のち晴れ。最低気温-14.1℃、最高気温-4.2℃。

北海道立図書館のそばにあったナナカマドの木と赤い実です。

旭川生まれの作家、井上靖はこのような光景を、「雪をかぶったナナカマドの、あの赤い実の洋燈(ランプ)。」と詠っています。


 

私は十七歳のこの町で生れ
いま、百歳の、この町を歩く。

すべては大きく変わったが、
ただ一つ、変わらぬものありとすれば
それは、雪をかぶったナナカマドの、
あの赤い実の洋燈(ランプ)。

一歩、一歩、その汚れなき光に、
足許を照らされて行く。

現実と夢幻が、
このようにぴったりと、
調和した例を知らない。

ああ、北の王都・旭川の、
常に天を望む、凛乎たる詩精神。
それを縁どる、
雪をかぶったナナカマドの、
あの赤い実の洋燈(ランプ)。

〈旭川市内の井上靖文学碑に記された詩から〉


雪をかぶったナナカマドの赤い実を見るたびに、「赤い実のランプ」という言葉を思い出すようになりました。

雪降りの後には美しい赤い実のランプがこの街にもたくさん灯ります。

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陽光と彩雲

2018-01-13 19:55:50 | 日記

晴れのち雪。最低気温-15.0℃、最高気温-4.6℃。

15:29

15:31

15:33

真冬日となり、本格的な冷え込みが戻ってきた当地です。

散歩に出かけた15時頃は氷点下5.5℃。

陽光は輝きを放ち、彩雲も現れました。

彩雲について広辞苑第6版には、「縁(ふち)などが美しく色づいた雲。日光が雲の水滴で回析するために生じるもので、主に高積雲に見られる。」とありました。

今日の彩雲は虹の切れ端のような形のまま、数十分後に消えていきました。

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鳥獣保護区の鳥

2018-01-12 21:18:35 | 日記

晴れ。最低気温-8.5℃、最高気温-2.7℃。

散歩の途中、樹上から甲高い鳥のさえずりが聞こえたので、立ち止まって耳を澄ませました。複数の声がしたのですが、視界には一羽だけ。

この鳥が止まっていた木々のそばには、赤くつややかな実をつけたナナカマドの木がありました。

ヒヨドリはナナカマドの実が好物だとか。

声を聞けばヒヨドリと分かった時もあったのですが、甲高くても細くてきれいな声は別の鳥のような気がして、我家に戻ってからネットで検索してみました。

やはりヒヨドリのようです。

木々の中ほどには鳥獣保護区の看板がありました。この一帯は、鳥獣を保護するための禁猟区となっていたのです。

住宅地と隣り合わせで、すぐそばを車が行き交うこの辺りは、いつも通っていたのに鳥獣保護区になっているとは、意外でした。

あの鳥はそこが安全地帯とは知らずに止まっていたのでしょうが、じきに鳥獣保護区でもなんでもないどこかへ飛んで行ってしまいました。

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誰かが最初に歩いた道

2018-01-11 17:22:50 | 日記

晴れ。最低気温-11.0℃、最高気温-1.4℃。

青空の下に広がる雪景色。そこに一本の道が続いていました。

最初に歩いた方はスキーでだったのかもしれません。けっこうしっかり形作られていたところ見ると、その後を何人もの人が辿ったのでしょう。

一人がやっと歩けるくらいのその道を、転ばないように、道から外れないように、私も歩いてきました。

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「風を感じ、微笑むこと・・・」

2018-01-10 21:14:21 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温-6.7℃。最高気温0.5℃。

昨日の暖かさから一転して、本格的な寒さとなった当地です。

路面はアイスバーン。しかもデコボコのまま凍り付いているところもありました

大荒れの予報から幸運にも外れた当地ですが、道内はもとより全国各地で大荒れだったところもあり、大変だったことと思います。

そんな凍えそうなときにも心を温めてくれる言葉に出会いました。

今日の『猫のしっぽ カエルの手』という番組の中で耳にしたベニシアさんの言葉のいくつかです。

「誰もが平穏な日々の暮らしと心の平安を求めています。けれど、問題に直面することもしばしばです。問題が降りかかっては消えていく。でも、それが人生のすべてではありません。

人生とは生きていくこと。一瞬ごとに目を見開いて、周りの奇跡を見つめることです。」

「風を感じ、微笑むこと。毎日を一生懸命に生きて、夢を持ち続けましょう。」

年が明けて10日目。

風を感じ、微笑んで、毎日を一生懸命に生きて、夢を持ち続けることを忘れないでおこうと思いました。  

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四月上旬並みの暖かさ

2018-01-09 22:15:57 | 日記

雨のち晴れ時々曇りのち雪。最低気温-0.9℃、最高気温6.1℃。

 「南から暖かい空気が入り込んだ影響で、道内は9日午前、気温が上がり、午前11時までに道内173観測地点のうち65地点で今年最高を記録した。」と北海道新聞夕刊は伝えていた。

気象台によると、9日午前11時までの最高気温は渡島管内松前町と函館空港で9.1℃、日高管内日高町門別で8.7℃などとのこと。松前町は4月上旬並み、札幌市は4.9℃で3月下旬並みの暖かさとなったとも。

当地は13時41分に最高気温6.1℃となった。これも四月上旬並みとのこと。

朝方からの雨はお昼近くには止み、午後から出かけた散歩道のいくつかではアスファルトが顔を出していた。

明日からは大雪の予報が出ている。「どこからでもかかってきなさい。」ぐらいの気構えを持たないと冬の暮らしは持たないかも・・・・。

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野幌森林公園ふれあいコースへ

2018-01-08 20:37:29 | 日記

曇り。最低気温-3.7℃、最高気温3.8℃。

 

日差しはほんの少しだったのですが、最高気温が3.8℃と暖かくなりました。

しかも、最高気温がマークされたのは16時07分と意外にも夕方近く。

風もなく、穏やかな日。何ということもない日。

それでも、私の足跡は、野幌森林公園の道に、部屋の中に、部屋の外に、記憶の中に残るのでしょう。

日が射して、百年記念塔や自然ふれあい交流館近くの空が明るくなるのを見届けて、我家に戻りました。

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七草がゆに願いをこめて

2018-01-07 20:26:40 | 日記

雪時々晴れ時々曇り。最低気温-4.6℃、最高気温-0.5℃。

新年が明けて7日目となりました。昨夜から鼻水がとまらなくなったわたくしです。

今日は七草がゆを食して邪気を祓い、無病息災を願うとの言い伝えがある日。げんきんなもので、この風習をいつもより積極的に執り行って、不調を乗り越えられたらと思ったのでした

 当地で春の七草を摘むにも雪の下なので、スーパーからパック詰めになったものを買い求めてきました。


 

各草の効能は以下の通りで、ネットより引用させて頂きました。

●芹(せり)
……水辺の山菜で香りがよく、食欲が増進。
●薺(なずな)
……別称はペンペン草。江戸時代にはポピュラーな食材でした。
●御形(ごぎょう)
……別称は母子草で、草餅の元祖。風邪予防や解熱に効果がある。
●繁縷(はこべら)
……目によいビタミンAが豊富で、腹痛の薬にもなった。
●仏の座(ほとけのざ)
……別称はタビラコ。タンポポに似ていて、食物繊維が豊富。
●菘(すずな)
……蕪(かぶ)のこと。ビタミンが豊富。
●蘿蔔(すずしろ)
……大根(だいこん)のこと。消化を助け、風邪の予防にもなる

(「暮らしの歳時記ガイド」 執筆者:三浦康子)より

 


 

身の回りにある野草の一つ一つに薬効があることに注目してしまいます。風邪薬などは薬局で気軽に手に入る昨今ですが、そうではなかった先人たちはこうした薬になる野草を試行錯誤しながら生活に取り入れていたのでしょう。

雪が解けたなら、身近な野草が薬になるのかどうか、風邪をひいたときに試してみたくなりました。(自分自身にだけです。)

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吹雪模様の野幌森林公園

2018-01-06 21:06:42 | 日記

曇り時々雪。最低気温-5.3℃、最高気温-1.0℃。

いつもは見える百年記念塔が見えません。

大沢口も雪で奥が見えなくなっていました。

午後3時頃の野幌森林公園の様子です。行きも帰りもこのような状態でした。

元旦に引いたおみくじは中吉。行きも帰りも吹雪模様とはやはり中吉かと。

でも、おみくじにはモチベーションを上げるこのような言葉も書いてあったのです。

ひきしおの引くは みちくるあしたあり 心しずかにときをまつべし」と。

今年は(も)心静かに満ちる時を待って、自分を見失わないように一歩一歩かと。

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札幌手稲スキー場・その2

2018-01-05 19:18:53 | 日記

曇り。最低気温-3.5℃、最高気温0.7℃。

稲スキー場(駐車場から)

手稲スキー場(車窓から)

手稲スキー場(駐車場から)

石狩湾(車窓から)

札樽道(車窓から)

昨日の札幌手稲スキー場はお昼頃から霰が激しく降り出し、顔にバラバラ当たり、痛いほどでした。

青空が出てきたのは帰る頃で、手稲スキー場などを駐車場や車窓から記念にカメラに収めました。

また、スキー場を出てからも美しい風景が広がっていて、シャッターを幾度も切ることになりました。(助手席からですが・・・)

 

今日は小寒でしたが、最高気温はプラスとなり、暖かく感じる一日となりました。

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札幌手稲スキー場へ

2018-01-04 22:07:23 | 日記

曇り時々雪。最低気温-5.9℃、最高気温-1.8℃。

頂上付近

頂上付近

ホットカフェ1023

 ノースメイプル

ノースメイプル内の様子

家人と神奈川県から帰省した長男と3人で、我家から高速で40分の札幌手稲スキー場へ出かけました。

昨年は骨折のため、一度もはかず仕舞いだったスキー靴でした。いざ右足を入れてバックルを閉めようとすると、もげて壊れてしまいました。

仕方なく、ノースメイプルの建物付近から出ていたシャトルバスに乗り、レンタルコーナーがあるオリンピアハウスまで行きました。

そこで、身分証明書代わりの免許証を提示したあと、書類に書き込みをして、スキー靴を借りることができたのです。

再び、シャトルバスにてノースメイプルに戻り、4時間券を購入して、やっとリフトに乗車。白樺第一リフト、ゴンドラ、サミットエクスプレス(4人乗り高速リフト)にて頂上へ。

そこから、シティビュークルーズを滑り降り、パノラマ第一号リフトにて再び頂上へ向かいます。

頂上付近は雪が降り、すっかり冷え切ったので、ホットカフェ1023にてホットココアを飲み、小1時間ほどのランチタイムを取りました。

その後、シティクルーズ、ナチュラルコース、パラダイス、レインボーコースを通ってノースメイプルへ。借りた靴を返すなどして駐車場へ戻りました。他の二人はその後、1時間くらい各コースを滑り、満足できたようです。

この度は、骨折が頭にあり、最初は恐怖感でいっぱいだったのですが、最後の方は少し薄れてスキーに集中できた気がします。

昔からそうでしたが、わたしは本日もスキーよりスキー場からの眺めの方がスキ(好き)ーなんだなと思いつつ帰途につきました。

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詩・「お正月だから」

2018-01-03 21:44:20 | 日記

雪のち晴れ。最低気温-3.7℃、最高気温0.6℃。

まど・みちおさんの「お正月だから」という詩を見つけました。

ぶつかって痛い思いをしても、「おめでとう」の一言で丸くおさまるお正月は良いものですね。

せめてお正月の間だけでも、みんなが心穏やかに過ごせますようにと、この詩を読んで思いました。


 

「お正月だから」 まど・みちお

お正月だから うれしくて、

みかんが さんぽに行ったとさ。

ころころ ころがって行ったとさ。

 

お正月だから うれしくて、

おもちも さんぽに行ったとさ。

 

てくてく あるいて行ったとさ。

 

たんぼの小道で であってね、

みかんとおもちは こっつんこ

いたいいたいと 泣いたとさ。

 

それでも、きょうはお正月。

ふたりで たんこぶなでながら、

おめでとうって いったとさ。

 


 

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雪が解けだすお正月

2018-01-02 15:49:19 | 日記

曇りのち雪のち晴れ。最低気温-0.8℃、最高気温2.8 ℃。

午後から散歩に出かけると、森林公園の木々から雨のように雫が滴り落ちてきました。

最高気温が1.9℃となった当地。ちょうど、その最高気温をマークした時間帯だったようで、木々の下を歩くのに傘がほしいほどでした。昨夜から降り積もった雪が、どっと解けだしたのでしょう。

カラマツの細い枝に張り付いた無数の雫が日の光にキラキラ輝いていたりと、天然のイルミネーションも素朴で良いものでした。

昨年の今日も1.8℃と高めだったので、この時期に気温がプラスになるのは珍しくないのかもしれません。

氷点下の冷凍庫から解放された昨日と今日。

キンキンに冷えた風景からゆるゆるした風景に変わり、どことなくのんびりしたお正月となりました。

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