GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

清水宏さんのスタンダップコメディライブin京都

2023年08月24日 | 日記・コラム
清水宏さんスタンダップコメディライブin京都SAKURAカフェ。

本当は行く予定でなかったけど、4日前の同氏の木屋町ライブがめちゃくちゃ面白かったので、我慢できず駆けつけちゃいました。

今宵は4日前とはガラッと趣向を変えて、古事記、太宰、三島、日本国憲法、ドフトエフスキーなどを肴にたっぷり90分。

知らずとも楽しく、知識があるとなお面白い、絶妙なさじ加減。本日も泣く程笑った。古事記で腹抱えて笑う日が来るとは。

そして『カラマゾフの兄弟』が読みたくてたまらなくなるお笑いのライブってなんなんだ。

競演の高橋淨徳さんは、京都花園高校卒業後、ヴァンダレイ・シウバを追っかけてブラジルに渡ったシュートボクセ帰りのマッチョなお坊さん。ネタの面白さも鉄板ながら、経歴が最高過ぎる。

それにしても、ここに来てスタンダップコメディにハマるとは。好きなバンドのライブ通いで満ち足りてはいるのだけど、唯一伸び代のあった「笑い」の部分に関して、ちょうど良い塩梅のピースを見つけたのかもしれません。

40代も半ば過ぎなれど、世界にはまだまだ面白い出会いがあふれている。

…といいなあ。



スキマノザラシvsDUST 磔磔2マン

2023年08月17日 | スキマノザラシ
8月17日磔磔。
スキマノザラシとDUSTの2マン。

先発は予備知識なし、全く初見のDUST。

スキマノザラシが呼んだのか呼ばれたのかは分からんけど、過去にスキマと対バンした先輩バンド(年齢だったりキャリアだったり)にハズレがあった試しはないので、期待して臨んだら。

想像の斜め上100mから弧を描きど真ん中に突き刺さるとんでもないロックンロール。わかりやすく例えるなら、在りし日の週刊コミックバンチで連載してた『ワイルドリーガー』で、浅野夏門が投げる魔球エリプスハンターのような軌道!(誰がわかるねん)

前後左右手前奥行き全方位から、気持ち良い音と感触が矢継ぎ早目白押し千本ノック百裂拳。ああそうか、これが音楽というやつか。

そんなDUSTからのスキマノザラシ。

こんな日の彼らが、すんなりと終わるわけはなく。

ワンマンでは見られない、あんなことー、こんなことー、持ち時間内にギュギュッと詰め込まれて、詰め込みすぎたせいでアンコールの時間がなくなるくらい、濃密で濃厚なロックンロール。

終わってみればこの2マン、余韻がめちゃめちゃフワフワで心地良く。

好きなバンドだけしか見ない狭量のくせして、音楽の全てがわかったような図々しい錯覚に胸を張りながらの帰路。

ふと我に帰って恥ずかしくなるその日までは、フワフワを嗅ぎつけ駆けつけ噛みしめ、全力で愛しながら生きるのだ。



オハイオモーターズin磔磔

2023年08月09日 | POP & ROCK
8/7磔磔
オハイオ・モーターズ
OHIO101とザ・ビートモーターズの2マン

先発、OHIO101。

ここんところ見事に連チャンで仕事が被り、ワンマン等に行きそびれていたOHIOさん。ようやく長尺のライブが見れる!ワクワクしながら磔磔へ。

時間より数分だけ早く、御三方登場。

ああ、これよ、立ってるだけでお金が取れそうな、抜群のたたずまい。

…などと思えるロックバンドは、数少ないながらも他にあるが、そこには「華」「オーラ」「年輪」「体格」「表情」など、何かしらの理由というものが見当たるのだけど、この御三方の場合、何が由来しているのかがよくわからない。

わからないのに、惹きつけられる。不思議。

でも不思議だからまた見たくなる。

そこに、好みのど真ん中に合致して、なおかつ耳とハートに心地良いミュージックまで付いて来るとあっちゃあ、好きになるしかないやんな。

ホヤホヤの新曲も4曲ともストライク。

月曜日の夜の憂鬱を、スッキリ切り裂く気持ち良いライブ。

これからもお世話になりますので、よろしくお願い致します😊

後発は、ザ・ビートモーターズ。初見。

ギターボーカルから発せられる勢いと自負がグワングワンと磔磔をゆらして、非常に気持ち良し。事前に耳に入ってた良い噂や感想が、しっかり裏付けられた。

好みかどうかは一回では判断できないけど、名前とサウンドはしっかり脳裏に焼き付いた。また会えますように。

FOURDOGS 磔磔ライブ その5

2023年06月28日 | POP & ROCK
FOURDOGS磔磔ライブ感想文(その5)

スキマノザラシ、THE COFFEE &  CIGARETTES、Ohio101、首振りDolls。

最強4バンドによる最高な宴もいよいよ最終章。

首振りファンの娘さん方の先導で「最初っから!最初っから!」という独自路線のアンコール。嫌いではない。

万雷の拍手に迎えられて登場した首振りDolls。一曲くらいピンでやるかと思いきや、早々に他バンドを呼び込んだ。しかも、なんと全員。

5人+4人+3人+3人の、計15人が磔磔のステージに上がる。よくそれだけ乗ったなあ。しかもそれで演奏までやるってんだから、磔磔のステージはロック的な意味だけじゃなく、物理的な意味でも器(うつわ)が広いのだ。

そして、鳴り出したのは首振りDollsの十八番『ロックンロール』。

待て待て、本編でもやった曲じゃないか。同じ曲を2度やるなんて物好き、『rebellion』ツアーの時の某バンド位(以下関係のないバンドの話なので割愛)

でもでも、この日のこの時だけは、演者もお客も満場一致でこう思ったはず。「この曲しかない」って。

(そう言えば、首振りさん過去にもこの曲2度やったような記憶があるけど…今更言えない)

一度聞けば誰もが歌えるキラーフレーズを、naoさん、ミズカミさん、 JUNさん、純也さんの順番で歌い上げる。

ギターソロも、アンボイさんから始まり、純也さん、上田さん、ジョニーさんの順番にて。どちらのパートも四者四様、それぞれの持ち味が爆発して見応え十分。

途中、THE COFFEE &  CIGARETTESのJUNさんが、FIREBIRDを少しの間だけ拝借して弾いた(フリだったとはご本人の談)シーンも見られた。真の意味での「全員集合」が見れた気がして嬉しかったな。



4バンドが入り乱れたステージの、前後左右色んな場所で、夢の2ショットや3ショットなどが実現。目移りが甚だしく、追っかけるのが大変だった。

そんな大変な賑やかセッションの中、なぜかドラムは最初から最後までジュンスケさん独り…。なんだかはたから見て大変そうで、ちょっと笑ってしまった😆(※そこは百戦錬磨、全く問題ないのはわかってるけど、何かしらこじつけて面白がりたいのがファン心理😝)

最後は、首振りDollsライブではお馴染み、退場時にKISSの『ゴッド・ゲイブ・ロックンロール・トウー・ユー II』に合わせて、客席に背を向け両手を高く突き上げるポーズを、全員で敢行。

15人が、いやさ16人全員での決めポーズは、磔磔史に残る大団円なワンカットだったかと。

そもそもなぜこのイベントが『FOURDOGS』と名付けられたのか。いや、まあ、「犬」になぞらえたバンドが「4匹」出演したから、であるのだろうけど、考案したミズカミさんに直接聞く…のは野暮なので、実際の深い所については解らず終い。

でも、満場にあふれていた笑顔や余韻を見るにつけて、我々のような、真夜中を彷徨い徘徊する野良犬のためのイベントだったな、つまりFOURDOGSならぬ「for Dogs」だったのだと、今でも時折り思い出しては、独りごちるのです。

出演した4バンドとそのお客さん、磔磔スタッフ、そして4時間に及ぶ長丁場イベントを最後まで楽しめた自分の体力に、心から感謝。

第二弾の開催を心からお待ちしております😊


FOURDOGS 4犬目 首振りDolls

2023年06月27日 | POP & ROCK
FOUR DOGS磔磔ライブの感想文(その4)です。

※首振りDollsの写真は大人の事情(?)で撮れてません😂

さあ、いよいよトリは首振りDolls。

1.ニセモノ
2.ロックンロール
3.金輪際
4.Walk on the Wild Side
5.切花
6.悪魔と踊れ
7.ウォンテッド
8.月明かりの街の中で
9.ティーネイジャーアンドロックンロール

※セトリはうろ覚えにつき間違いご容赦

思えば、彼らを初めて知ったのは、横道坊主ファンクラブ会報で、中村義人さんがオススメバンドとして挙げてたのが最初。

それに呼応するかのように(いや偶然だけど)、スキマノザラシの対バンに首振りDollsがブッキングされ、いざ見てみると、ぱっと見はモロにビジュアル系な感じだったので、少し引いてしまった😂

…ところが。演奏も歌もすんごくて。見た目に反して(?)女性ファンへの媚びた感じは皆無で、往年のロックファンにも響く骨太なロックンロール。アルバム即買いしてしまった…。

気付いた時には当然のようにメジャーデビューしてて、色んなところで揉まれているからか、見る度に鰻登りなパフォーマンスの強烈さに、空恐ろしさすら感じたり。

そんなパワーアップ著しい首振りDollsが磔磔に帰って来た。しかも対バンは前述の最強3バンド。特にスキマノザラシとの因縁は深い。なんせメジャーデビューアルバムの名前が、過去のスキマノザラシとのスプリットツアー名が由来なのだから。

幕間の音出しで、『ランブル』をワンフレーズだけやったのも首振りDollsなりのスキマノザラシへのメッセージだったのかと。

そんな過去への思いと、メジャーという修羅場をくぐり抜けて来たという矜持が、どんな科学変化を起こすのか!

…そんなこちらの勝手な見立てを嘲笑うかのように、いや、もうすごかった。

恐ろしく激しい演奏をしながら、絶えず跳ねて踊ってシャウトし続けるノンストップ劇。「若さ」だけでは説明が付かないぞ、これは。

呼応するファンの子達も気合い入りまくり。着物をはじめ、思い思いの重い想い(ダジャレ)を注ぎ込んだ出立やパフォーマンス返しも息ぴったり。ちょこっと年齢層高めの他バンドファン(あくまで中央値の比較です!)の母性あふれる優しい視線との対比が面白かった😂

個人的に音楽に求める物として、心の拠り所を欲してる所があって。どちらかと言うとそれを受け入れ易い、年齢層や精神性の高めのバンドを好む事が多い。つまり歳下のアーティストを好きになる事がほとんどないのだけど、首振りDOLLSだけは別。音楽的な力付くで、嗜好まで捻じ曲げられてしまった😂笑

最近カラオケに行くと必ず歌ってる『イージーライダー』も『サボテン』も『散り散り』もやらなかったけど(知らんがな)、高揚感があふれ出すライブでありました。

ありがとう、首振りDolls。

…だが、宴はまだ終わらなくて。

(4バンド16人全員登場、怒涛のアンコールセッションにつづく)