9月14日土曜日。
京都磔磔に、首振りDollsとスキマノザラシの2マンライブイベント『真夜中の徘徊者』を見に行って来た。
---
以下、妄想癖のある1ファンの、偏った私感に基づく感想文となっております。ご了承くださいませ。
---
さかのぼること2年と半年前、両者はスプリットツアーを『真夜中の徘徊者』と銘打ち、名古屋、東京、小倉、京都を回る予定だった。
けれど、スキマノザラシが突如動かなくなってしまう。ツアーの中止は必至かと思われたが、残された首振りDollsは京都を除く3箇所で、ツアータイトルとスプリットツアーの触れ込みはそのままに、ワンマンライブを敢行。
その背負い加減にほだされた俺は、スキマノザラシファンの端くれとして、駆けつけずにはおれず、京都と名古屋で首振りDollsの生き様を目と耳に焼き付け、感謝の拳を振り上げた。
あれから時は流れ。
首振りDollsはメジャーデビューを果たし、スキマノザラシも紆余曲折を経て新体制で再始動。
そしてついに、2マンライブ『真夜中の徘徊者』決定の報が。
一時は二度と交わらないのかもしれないと覚悟していた両者が、あの時のツアータイトルを提げ、再び合間見えるってんだから、万難を排し駆けつける他なかった。軌跡が奇跡に変わるその瞬間を見届けたかった。
先行はスキマノザラシ。首振りDollsのnaoさんが「大人気なさすぎる!」と評す程のガチステージ。どれくらいガチだったかと言うと、途中に首振りDollsのカバー『ロックンロール』をサプライズ演奏するのだけど、それなのに歌詞は首振り版でなく、元祖のJohnny five版だった、くらいのセメント加減。
あの時背負ってくれた事への感謝と、今この時のリスペクトを胸に、全力で首振りDollsに襲いかかるスキマノザラシは、古舘伊知郎に「猪木を愛で殺せ!」と実況せしめたドラゴン藤波辰爾のようであった。いや、鬼軍曹という意味では山本小鉄だったのかもしれない。
そして後攻の首振りDolls。
過去にスキマノザラシと何度も対バンした頃を思ってか、懐かし目の曲が多めのセトリだったと、首振りファンの方がツイートしてて、成る程となった。
勿論、メジャーデビュー後の代表曲『イージーライダー』『黒い太陽』など、現在進行形も見せ付ける。そう、メジャーデビューアルバムのタイトルこそ、正に『真夜中の徘徊者』なのだから。
2年と半年前に京都パーカーハウスロールと名古屋ハックフィンで聴いた、あの人を思い歌ったであろう『渇いた雨』と、あの人に捧げるとした『野良犬のメロディ』。あの時は堪えながら聴いたけど、今夜はとても爽やかに、心地良く胸に響いた。
『悪魔と踊れ』や『ロックンロール』を中心とした終盤の怒涛の畳み掛けは、スキマノザラシファンの心も漏れなく鷲掴み、磔磔をひとつにした。
小鉄のしごきに耐えた前田日明は、ついに格闘王になったのだ。
最後は、21時を少しオーバーしてるにも関わらず(住宅街ど真ん中にある磔磔は21時以降音出し厳禁)、スタッフのGOサインを受け、アンコールへ突入。
首振りDollsのギタリスト・ジョニーさんが、Itoigawaさんから受け継いだギターを手に取った。磔磔中が巻きの空気に支配される中、チューニングが定まらず周囲をやきもきさせるその姿に、Itoigawaさんの姿がダブった。
ミズカミさんは言った。「ツアーファイナル。そう言わせてくれよ」
時間はかかったけど、果たされた約束。
naoさんは叫んだ。「ツアーファイナル?これがはじまりだ!」
そして生まれた、新たな約束。
そうか、わかった、何度でもやれや。
何度でも、必ず見届けに行くからさ。
京都磔磔に、首振りDollsとスキマノザラシの2マンライブイベント『真夜中の徘徊者』を見に行って来た。
---
以下、妄想癖のある1ファンの、偏った私感に基づく感想文となっております。ご了承くださいませ。
---
さかのぼること2年と半年前、両者はスプリットツアーを『真夜中の徘徊者』と銘打ち、名古屋、東京、小倉、京都を回る予定だった。
けれど、スキマノザラシが突如動かなくなってしまう。ツアーの中止は必至かと思われたが、残された首振りDollsは京都を除く3箇所で、ツアータイトルとスプリットツアーの触れ込みはそのままに、ワンマンライブを敢行。
その背負い加減にほだされた俺は、スキマノザラシファンの端くれとして、駆けつけずにはおれず、京都と名古屋で首振りDollsの生き様を目と耳に焼き付け、感謝の拳を振り上げた。
あれから時は流れ。
首振りDollsはメジャーデビューを果たし、スキマノザラシも紆余曲折を経て新体制で再始動。
そしてついに、2マンライブ『真夜中の徘徊者』決定の報が。
一時は二度と交わらないのかもしれないと覚悟していた両者が、あの時のツアータイトルを提げ、再び合間見えるってんだから、万難を排し駆けつける他なかった。軌跡が奇跡に変わるその瞬間を見届けたかった。
先行はスキマノザラシ。首振りDollsのnaoさんが「大人気なさすぎる!」と評す程のガチステージ。どれくらいガチだったかと言うと、途中に首振りDollsのカバー『ロックンロール』をサプライズ演奏するのだけど、それなのに歌詞は首振り版でなく、元祖のJohnny five版だった、くらいのセメント加減。
あの時背負ってくれた事への感謝と、今この時のリスペクトを胸に、全力で首振りDollsに襲いかかるスキマノザラシは、古舘伊知郎に「猪木を愛で殺せ!」と実況せしめたドラゴン藤波辰爾のようであった。いや、鬼軍曹という意味では山本小鉄だったのかもしれない。
そして後攻の首振りDolls。
過去にスキマノザラシと何度も対バンした頃を思ってか、懐かし目の曲が多めのセトリだったと、首振りファンの方がツイートしてて、成る程となった。
勿論、メジャーデビュー後の代表曲『イージーライダー』『黒い太陽』など、現在進行形も見せ付ける。そう、メジャーデビューアルバムのタイトルこそ、正に『真夜中の徘徊者』なのだから。
2年と半年前に京都パーカーハウスロールと名古屋ハックフィンで聴いた、あの人を思い歌ったであろう『渇いた雨』と、あの人に捧げるとした『野良犬のメロディ』。あの時は堪えながら聴いたけど、今夜はとても爽やかに、心地良く胸に響いた。
『悪魔と踊れ』や『ロックンロール』を中心とした終盤の怒涛の畳み掛けは、スキマノザラシファンの心も漏れなく鷲掴み、磔磔をひとつにした。
小鉄のしごきに耐えた前田日明は、ついに格闘王になったのだ。
最後は、21時を少しオーバーしてるにも関わらず(住宅街ど真ん中にある磔磔は21時以降音出し厳禁)、スタッフのGOサインを受け、アンコールへ突入。
首振りDollsのギタリスト・ジョニーさんが、Itoigawaさんから受け継いだギターを手に取った。磔磔中が巻きの空気に支配される中、チューニングが定まらず周囲をやきもきさせるその姿に、Itoigawaさんの姿がダブった。
ミズカミさんは言った。「ツアーファイナル。そう言わせてくれよ」
時間はかかったけど、果たされた約束。
naoさんは叫んだ。「ツアーファイナル?これがはじまりだ!」
そして生まれた、新たな約束。
そうか、わかった、何度でもやれや。
何度でも、必ず見届けに行くからさ。