映画『300』(スリーハンドレッド)を観賞。
いやあ、バカ映画だった。それでいてクール、しかもアート。ドーピングすれすれのマッチョなオヤジ達300人対、バケモノ軍団100万人の超ハンデ戦を、アーティスティックな映像美でスタイリッシュかつスプラッタに描く、近年まれに見るおもしろ映画である。
一応歴史に基づいた話なのだけど、史実なんざクO食らえ、とばかりに、全編好き勝手にアレンジされまみれ。そもそも中学校の教科書にも載る位の基本知識「スパルタの重装歩兵」ですら、マッチョを強調するため半裸にマントに腰パンという、日本の路上なら官憲にパクられること必死ないでたちに改変。その潔さは正直気持ちいい。
「俺は歴史好きだぜ!」と公言しつつ、実は『横山光輝三国志』や司馬遼太郎を読んだことがあるくらいなビッO野郎あたりにオススメ。俺か。
海外版の予告ムービー(ようつべ)。