GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

パンズ・ラビリンス

2007年10月21日 | 映画

 COCON烏丸3Fにある京都シネマにて、映画『パンズ・ラビリンス』を見てきました。

 少女オフェリアが現実逃避の末迷い込んだ妄想世界でのファンタジー体験寓話。収集した前情報からそのように脳内組み立てをした僕は、子供のころに見た『ネバーエンディングストーリー』や『Return to Oz』、『ラビリンス 魔王の迷宮』なんかを想像して映画館に向かいました。

 ところがどっこい。

 いや、間違いではなかったのです。世界観の独特さ、クリーチャーの造形の素晴らしさ、夢と現実の絶妙な曖昧さ、どれをとってもダークファンタジーの傑作です。

 ですが、もっともっとファンタジーで、みんなハッピーめでたしめでたし、というのを想定していたのですよ、僕は。

 主人公オフェリアを追い詰める現実世界側には、冷酷な養父、独裁政権、ゲリラ、スパイ、拷問と、トラウマ度にまみれたラインアップ。ノコギリやペンチはそういう使い方をするもんじゃないって!途中、『SAW』シリーズを見てるのかと思ってしまったのです・・・。

 んで、オフェリアが逃げ出し、たどり着いたは妄想世界「パンの迷宮」。普通なら救いがあってしかるべきなのだけど、悲しいかな、少女はこちらの世界でも、グロテスクなクリーチャーに追われたり、殺されかけたりと散々な目に。救いがないのにも程があるでしょうよ(いや、見方によっては救われてるんだろうけどさあ)。

 その独特な世界観に吸い込まれ、個性的すぎるキャラ達に惹きつけられ、せつないストーリーに締めつけられます。くれぐれもメルヘンファンタジー世界を目的に足を運ばないでください。そこさえ間違わなければ、近年稀に見る、すれっからしも思わずうなる傑作を堪能できるはずですよ。

 ちなみに劇場パンフはぜひ入手してみてください。大槻ケンヂや杉作J太郎のパンチの効いた紹介文が素敵です。



 『パンズ・ラビリンス』予告編動画(youtube)




トプカプ

2007年10月21日 | 日記・コラム

 トプカプ?ナムコスターズの代打か?

 その程度の知識しかないのだけど、ちょっと背伸びして、京都文化博物館に「トプカプ宮殿の秘宝展」を見に行ってきました。



 博物館や美術館に行くと、案外昔の思い出とかがうずいて胃の辺りがせつなくなるのを、負けじと押さえ込んで、しっかりじっくり楽しんできましたよ。

 仕事柄、宝石などもたまに扱うのですが、数千年前の名も無き銘の作品の凄みってのは、素人目に見ても、現代の名工が手がけたウン百万、ウン千万するクラスの作品を凌駕しているように感じられます。まあ、どっちが上か下かというのは個人的な嗜好によるものだとは思いますが、両者には、そう感じられるだけの“違い”が明らかに存在しています。

 以前どこかで読んだ記述によると、日本の著名な工芸家が中国に数日滞在して作品作りをしたところ、どうしてもセンス、作風などが中国の色に染まってしまい、果たせなかったそうです。時代や場所が人に与える影響はけして小さくなく、したがって、現代の技術がいかに進歩したとしても、過去の作品は過去でしか作りえず、だからこそ、僕らはそれらの醸し出す雰囲気を、最高に楽しめるのだと思うのですよ。



ナン&インドカレー

2007年10月21日 | 日記・コラム

 輸入雑貨屋と無印良品でカレースパイスとナンの素を購入。手作りカレーに挑戦してみました。

 手作りとはいえ、材料はパッキングされているので、説明書を読みながら順序良く作っていくだけ。簡単簡単。



 牛スジ肉とマッシュルームと野菜をたっぷり入れて、ひたすら煮込んでは水を足しを繰り返すこと5時間。フライパンで焼いたナンを添え、先に作っておいたナタデココ入りパンナコッタをデザートに、いざ実食。

 大変おいしゅうござったですよ。押忍。