GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

映画『SUPER』

2011年10月11日 | 映画
映画『SUPER』を見てきました。

さえない中年オヤジが、イケメンに妻を奪われたのをきっかけに、一念発起してヒーローを目指すストーリー(なぜだ)。

とは言え、そこは特殊能力のかけらもないただのオッサン。悪人と真正面から戦っても勝ち目はなく、悩んだあげく選んだ手段が、「不意討ちをしてレンチでボコボコ」戦法。

ツギハギだらけの覆面ヒーローが卑怯にも程がある手段で悪党を血ダルマの半殺しにする様は、嫌悪感以外の何者でもなく、しかしだからこそリアル。ヒーローがもし本当に存在したら、というシチュエーションを、徹底的に現実的に表現したらこうなるんだろうなあ。

そのうち助手志願の美少女ヒーローも登場するのだけど、嬉々として悪党を惨殺し、しかもその度に発情するというイ●れキャラ。そりゃ、ヒーローを志望してる時点でまともなわきゃないわな。見た目は恐ろしく可愛いので、ギャップがたまらなく楽しい。

その他にも、不条理なシーンや、スプラッタな演出が目白押しで、エログロが苦手な人にはオススメはできない内容だけど、「バカ映画」「C級映画」と断じるには、そこかしこにセンスの良さが見られ、色々考察する予知もあり、実は個人的にはとても大満足。

80点。でも、この作品を楽しめた事を、あまり人には知られたくないので(そういう映画だとなのですよ)、表向きには30点。

個人的には、映画の列に割り込んだカップルを、レンチで半殺しにするシーンは、不謹慎だけど、めっちゃくちゃ爽快だった(^o^)

とんでもなく好き嫌いが別れる映画だと思います。