GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

リアルスティール【映画】

2011年12月17日 | 映画
映画『リアルスティール』を見てきました。

タイトルの通り、リアルに盗んだ(steal)ロボットで一攫千金をもくろむコソドロの物語り…、ではもちろんなく(間違ってはいない気もするが)、どん底まで堕ちた元ボクサーが、10数年ぶりに再会した息子と、ゴミ捨場で拾った旧式ロボットとの出会いで少しずつ立ち直って行く姿を描いた、まさに『ロッキー』&『プラレス三四郎』(古いよ)。

どこかのレビューで、「親子で楽しめる作品」とあったけど、どちらかというと、良い年の男性がひとりで見て、子供の頃見ていた親父の背中と、今の自分の背中とを重ね合わせて、いろいろ反芻するのに最適な作品。

“親子の絆”という作品のメインテーマの前では、ロボットの格闘シーンは蛇足感もあるけど、リアルさはさすが。本当にロボットが目の前で戦ってるようにしか見えないですもん。

BGMや演出も、UFCやPRIDEを彷彿させてカッコいいし、ところどころにジャパニーズリスペクトが見えるのも嬉しいところ。だってロボットの名前からして“ATOM”だしね。

個人的には、BGMにプロディジーの『One Man Army』が流れたときのカッコやばさに、アドレナリンがドバドバ出ましたよ。←NOAHの井上雅央の入場テーマなのは内緒

正直、どうせベタな内容だろう、可もなく不可もない、普通に楽しめる家族向けムービーなんだろう、そう思って見に行ったら、“責任感”“少年の心”“弱さ”“闘争本能”“ロマン”などなど、男が胸に秘めた熱いモノ各種にビンビンに訴えかけて来る、男のための素敵映画でした。

いや、もちろん家族で見ても楽しめるとは思いますが。

女性の方には、大人も子供も含めて、男ってのはこういう生き物なんだ、てのを再確認していただければと思います。

80点。小粒なのが多い今年末&お正月映画の中ではダントツなのでは。

それにしても、ボクシング衰退の影でマチャド柔術が暗躍してたとはなっ(^o^)



ミッション:インポッシブル ゴーストプロトコル【映画】

2011年12月17日 | 映画
映画『ミッション:インポッシブル ゴーストプロトコル』を見てきました。

シリーズ前3作品には、一応目は通してあるものの、記憶がいまいち鮮明ではなく、一部のシーンなどは『ボーン・アイデンティティ』シリーズなどの別のアクション映画とごっちゃになっていたのですが、どうせ『ルパン三世』シリーズみたいに、どこから見ても楽しめる金太郎飴作品だろうと、全く気にせず劇場に足を運びました。

…予感的中。

シナリオ運びだけでなく、秘密道具で壁を登ったり、宙に浮いたり、ヒロインが胸元を強調したドレスで相手を懐柔したり、主人公をつけ狙うが実は良い人の刑事がいたり、まんま『ルパン』(^o^)/

まあ、最近の、視聴者に媚びまくったルパンシリーズよりは遥かにおもしろいけどね…。

脱線多謝。

トム・クルーズの、体を張ったアクションも、中々のクオリティ。『マッハ弐』などの超絶アクション作品を知ってしまった今となっては、両手を挙げての拍手喝采とまではいかないにしても、今作のウリのひとつ、ドバイの超高層ビルの壁面でのアクションは、スクリーン越しに見ても、あまりの高所度に頭がクラクラ、背筋ゾクゾク。このシーンだけ3Dで見たかった。

謎解きらしい謎もなく、とにかくトム・クルーズのスパイアクションを楽しむだけの作品。王道シリーズの第4作だけに、作り手側も飽きさせないように色々手を尽くそうとしているけど、そこで投入さるた変化球も、良くも悪くも「王道」の域は出ていない。

でも、だからこそ楽しめる水戸黄門的マンネリズムの抜群の安定感は、しっかりチケット代分楽しませてくれますよ。

70点。