GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

映画の感想色々

2013年02月11日 | 映画
ここ最近に見た映画のおさらい。長いので、興味のない方は読み飛ばし推奨です。

『レ・ミゼラブル』
50点。原作大好きなんだけど、初期予告編に騙された。ミュージカル映画なら最初から言ってよ…。←苦手

『ライフ・オブ・パイ』
70点。虎のCGがとにかくリアルで、何度目を凝らしても本物にしか見えなかった。賛否両論の最後のどんでん返しも個人的には大好き。面白かった。ただ、3D映画にありがちな、青白い蛍光色の植物や海を多用して「どう?幻想的でしょ?」的なシーンが鼻について、いい加減辟易。←実はこれもラストシーンへの布石ではあったのだけど

『エンド・オブ・ザ・ワールド』
90点。久々に胸を撃ち抜かれた作品。嘘臭さと嫌味のない恋愛パートと、人類滅亡まであと三週間という緊迫感の、2つの相反する感情を同時に擬似体験でき、正直癖になる。死を直前に控えた主人公の行動は、男としてとても感情移入でき、ちょっと泣いてしまった(´・_・`)

『ロンドンゾンビ紀行』
50点。荒木飛呂彦先生が『ゾンビ映画は究極の癒やし』と語っているのには概ね同意する所。それはスプラッタシーンに快感を覚える性癖だという事ではなく(むしろ大の苦手)、劇場のシートという安全な場所からの恐怖体験と、また、劇中の人間が、現実世界のドロドロした人間関係や上下関係から解放され、平等に殺されて行く事への、潜在的な安心感によるものなんだと思う(そうかなあ)。そんなゾンビ映画だから、稀に『ゾンビランド』みたいな超絶面白作品も生まれるわけで、この作品も期待して見に行ったのだけど…。老人ホームのおじいちゃんとおばあちゃんがマシンガン片手にゾンビをバッタバッタ薙ぎ倒す、健全で安心なゾンビ映画に興味のある方はぜひ。あ、ハイセンス過ぎるオープニングだけは一見の価値あり!

『LOOPER』
70点。ジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスが二枚並んで、そうそう駄作が生まれるわけはなく、しっかり面白い。ただ子役の演技が怖過ぎて、全てを持って行ってしまった。タイムスリップSFアクションだと思ったら、サイキックチャイルドホラーだったという。ジョセフ・ゴードンの役作りによるブルース・ウィリスの仕草の完コピも、似過ぎてちょっと鼻についたかも。あとブルース・ウィリスが生身の癖にターミネーター並に強過ぎ。←笑い所としてはプラス要素